少しヒンヤリする話題です。長野県須坂市の博物館で、「ちょっと怖い」人形を集めた展示会が開かれています。そこに込められた思いとは?
ピエロの操り人形に、抱き人形・ラグドール。
(リポート)
「人形たちの表情やたたずまいが、どこか不安感や違和感がある一方で、なぜか目が離せなくなってしまう引力があります」
須坂市の「世界の民俗人形博物館」で開かれている「ちょっと怖い人形展」。
博物館が所蔵する約50点が並んでいます。
世界の民俗人形博物館・新海徹 学芸員:
「基本的には夏なので、怖く。猛暑も予想されているので、ヒンヤリしてもらおうかなと思って始めた。怖さに特化して、というのは初めてですね」
こちらは「創作市松人形」。端正な顔立ちですが―。
世界の民俗人形博物館・新海徹 学芸員:
「帯を前結びにするというのは、日本では昔、遊女がしていた。広い意味で考えると、ちょっと怖いというよりは、悲しい人形」
世界各国の人形もあります。
(リポート)
「笑顔、なんですよね。ただ、ちょっと不安にさせるような口角の上がり方だったり、目の開き方だったり。ちょっと怖い」
ノルウェーの「トロル」は、北欧の民話に登場する妖精です。
世界の民俗人形博物館・新海徹 学芸員:
「北欧ではなじみがあって、日本でいうカッパみたいな形で、キャラクターにもなっている」
(リポート)
「今、ひとりでに、人形が動きました!」
アメリカの「首振りソフビ人形」は、足と首が連動したり、寝かせると目が閉じたり、さまざまな仕組みが備わっています。
学芸員の新海さんは、身近な人形でも、ホラー作品や怖い話のモチーフになるなどして恐怖につながることもあると言います。
世界の民俗人形博物館・新海徹 学芸員:
「怖いのはもちろん、人形の持つ意味というのもあったり、充実した解説をしている。『普通に見えるけどちょっと怖いな』というものもある。そういったところに注目して見ていただくと、新しい怖さの発見ができる」
「ちょっと怖い人形展」は、8月16日まで開かれています。
