女性2人を承諾を得て殺害した罪に問われている男の論告弁論が17日、埼玉地裁で行われました。

髪の毛を後ろで結び、物静かな表情で真っすぐ前を見つめる男。
2015年と2018年に神奈川・横浜市の女性と茨城県の女性を承諾を得たうえで殺害した罪などに問われているのは、斎藤純被告(32)です。

4月に行われた被告人質問で、斎藤被告は「小さいころから殺人衝動があり、ほぼ毎日思っていた」と語り、長年殺人衝動を抱えていたことを明らかにしました。

斎藤純被告(2026年4月):
法的に裁かれることをしたという認識はあったが、2人から「ありがとう」と言われて、後悔はしていない。

裁判で起訴内容を認めている斎藤被告。
そして、17日に行われた論告弁論では、斎藤被告はボーダー柄の半袖シャツに灰色のズボン、眼鏡をかけて出廷しました。

法廷には茨城県の女性の母親が出廷。
斎藤被告の目を見据え、こう話しました。

茨城県の女性の母親:
裁判でも、被告人は動揺することもなく、人ごとのように話していて、「後悔はしていない」「罪悪感は分からない」という話をしていて許せなかった。殺人の欲求を満たすために娘は殺された。冗談じゃない。一生をかけて償ってほしい。

母親は被告に対し、強い怒りを口にしました。

そして、検察側は「殺人衝動を満たすため、被害者の死にたいという気持ちに積極的に関与して承諾を得た悪質な犯行」と指摘。
斎藤被告に懲役13年を求刑しました。

求刑を言い渡された時、斎藤被告は前を向いていました。

最終意見陳述で斎藤被告は「私が考えるべきことは、周りの人や専門の知識がある人に話して、自分の中の殺人衝動を打ち払うことでした」と語り、前回の裁判同様、自身の殺人衝動を話したうえで、「2人の命をあやめたことは常軌を逸していた。これからは時間があるので向き合っていきたい」などと話し、結審しました。

判決は7月17日に言い渡されます。

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社会部
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