中東情勢の悪化によるナフサの価格の高騰。農業資材の入荷の見通しも立っておらず、白石町のイチゴ農家は「資材が入らなければ休業になる」と不安を口にします。
【吉冨綾花】
「白石町のいちごのビニールハウスです。いちごを育てるには保温のためのビニールや他にも水や肥料を送るためのチューブなどが必要ですがナフサ不足の影響でこれらが入荷しないかもしれません。例年であれば全て取り外してあるはずですが今年は入荷しなかった場合に備えてそのまま設置してあります」
【白石町のイチゴ農家 香月茂さん】
「今一番怖いのが潅水チューブと聞いています」
Q資材が入ってこなかったらどうなる?
「今年休業に追いやられる」
白石町でイチゴを27年間育てている香月茂さん69歳です。
今はイチゴの苗を育てる時期で9月下旬ごろから農業用ハウスに植え替える予定です。
しかし「資材が入荷しなければ今年のイチゴの出荷は難しい」と話します。
【白石町のイチゴ農家 香月茂さん】
「もうどうしようもないなということで我々はもう年をとっているから休業もあるかなとは考える。新しく生産される方については収入がなくなるということになりますので、葛藤しながら頑張らんといけないなと」
チューブやビニールは1シーズン使うと目詰まりを起こしたり汚れて太陽の光をうまく取り入れることができなくなったりして、イチゴの味などに影響するため、本来、毎年買い替えが必要です。
しかし、入荷が不透明で入荷したとしても値段は今の1.4倍ほどに値上がりする見込みです。
【白石町のイチゴ農家 香月茂さん】
「(資材の)値上がりは仕方ないです。ただ、ものがあれば良いんですけど。やっぱり美味しいイチゴを出荷するのが生産者の本望だと思うのでナフサが必要」
農業の場合、資材が入らなければシーズンを通して見通しが立たなくなるかもしれないので影響も大きいですね。
また生産者はチューブやフィルムが入荷しておいしいイチゴを育てられたとしても販売するときのパックや贈答用の段ボールに印刷するカラーインクなど今後も様々なところに影響が出るのではないかと話していました。
農家に資材の供給などをしているJAグループ佐賀は今年は早めに農業用資材の注文の取りまとめをしていて必要な量が確保できるようメーカーと相談しているということです。
植え付けの遅れなど影響が出ないよう安定供給に努めたいと話していました。