新潟県は15日、長岡市にある帝京長岡高校でウェルシュ菌による集団食中毒が発生したと発表しました。
6月12日午前10時半ごろ、帝京長岡高校から長岡保健所へ「運動部の生徒複数人が12日早朝から下痢・腹痛・吐き気等の症状を呈しており、食中毒が疑われるため届け出る」旨の連絡がありました。
長岡保健所が調査した結果、帝京長岡高校の運動部専用の食堂で調理された食事を食べた部員およびコーチ137人のうち調査を行うことができた50人が11日午後6時半ごろから下痢・腹痛等の症状を呈し、3人が医療機関を受診していたことが判明。
また、保健所による検査で患者50人中8人の弁から食中毒菌であるウェルシュ菌が検出されたということです。
長岡保健所は患者に共通する食事が当該施設で調理された食事に限られること、患者便からウェルシュ菌が検出されたこと、患者の症状がウェルシュ菌によるものと一致すること、医師から食中毒の届け出がなされたことから、当該施設で調理された食事を原因とする食中毒と断定しました。
なお、患者は全員快方に向かっているということです。
県によりますと、ウェルシュ菌は動物の腸管内や土壌、下水などに広く分布していて、多くの場合、6~18時間の潜伏時間の後、腹部の膨満、腹痛、下痢などを引き起こすということです。
また、肉類・魚介類・野菜類およびこれらを施用した煮物や大量調理食品で食中毒が起こりやすいとして、下記予防を呼びかけています。
・調理後は速やかに食べる(前日調理は避ける)
・煮物等を加熱調理後に冷却する場合は、小分けするなどして速やかに20℃以下に下げる
・食品を保存する場合は、10℃以下または65℃以上に保つ