15日は2カ月に一度の年金支給日です。

ただ、物価高が続く中で素直に喜べないという街の声も聞こえてきます。

そうした中、年金を狙った詐欺が急増しています。

番組は不審な電話がかかってきたという人を取材しました。

東京・板橋区にある金融機関。
15日は2カ月に一度の年金支給日です。

年金の支給額は6月からアップします。

例えば、年金を満額で受け取っていた場合、国民年金はプラス1300円、厚生年金はプラス4495円それぞれ増額されます。

ただし、素直に喜ぶ声だけではありません。

たとえ年金は増えても、このところの物価上昇に困り顔です。

そうした中で今、高齢者たちの大切な老後資金を狙う不審な動きが表面化しているのです。

「イット!」の取材に応じたのは、鈴木ミヨ子さん。
今から1カ月前、携帯電話に不審な電話があったといいます。

画面に表示されたのは「0101」から始まる見慣れない国際番号でした。

鈴木ミヨ子さん:
はいって言ったら日本人じゃないの。向こうの人なの、片言で。○○警察ですと言って、えってなって。そんな警察聞いたことないんだけどと言った。

鈴木さんは以前、交通系ICカードを紛失していて、そこに携帯電話の番号を書き込んでいました。

かかってきた不審な電話の相手は、そのカードを拾った人物なのではないかといいます。

外国人のような相手はしつこく手数料の支払いを要求。
鈴木さんは食い下がる相手に「私の主人は警察官で、代わりますか?って言ったらガチャンッと切られた」と話します。

鈴木さんはその後、警察に相談したということです。

現在、高齢者の老後資金を狙う卑劣な行為が相次いでいます。

日本年金機構は5月、ホームページで顧客の個人情報を盗み出そうとしたり不審なサイトに誘導したりするメールが確認されていることに注意を呼びかけました。

また、フィッシング対策協議会によると2026年3月以降、日本年金機構などをかたり本物のPayPayアプリを起動させる詐欺メールが急増し、その数は約3カ月で8万件を超えたといいます。

現在、山梨県や千葉県、東京・八王子市などの自治体も注意喚起しています。

年金受給者に対する不審な接触に対しては、まず疑うことが重要です。