フィリピン付近で8日、マグニチュード8.2の大地震が発生し、これまでに19人が死亡、大きな被害となっています。

離れた日本でも一時、太平洋側の広い範囲で津波注意報が発令されました。

フィリピン南部のミンダナオ島で撮影された映像では、撮影中に突然ビルが倒壊し、「なんてこと、手が震える。中に誰かいるの?」という撮影者の緊迫した声が入っていました。

日本時間の8日午前8時38分ごろ、フィリピン付近でマグニチュード8.2の大地震が発生。

震源に近いミンダナオ島ではファストフード店が入るビルが崩れるなど建物の倒壊が相次ぎ、揺れが続く中、屋外で身を寄せ合っていた小学生たちの近くの小屋が突然、崩れました。

校内で地震発生の瞬間を捉えた映像では、いったん右に向けたカメラを元に戻すと、校舎の1階部分が崩れている様子が撮影されていました。

街では大きな亀裂が入ったり、壁の一部がはがれ落ちたりした建物が多く見られました。

ミンダナオ島の空港にも大きな被害が出ています。

フィリピン当局によりますと、この地震でこれまでに19人が死亡、134人がけがをし、12人が行方不明になっているということです。

ミンダナオ島にあるダバオ日本総領事館によりますと、これまでに日本人の被害は確認されていません。

フィリピン沿岸部ではこれまでに最大で1m40cmの津波が観測されたということです。

影響はフィリピンから遠く離れた日本にも及びました。

気象庁は午前9時過ぎ、茨城県から沖縄県にかけての広い範囲に津波注意報を発表し警戒を呼びかけました。

津波注意報の発表を受け宮崎・日南市の小学校では、児童がヘルメットをかぶって裏山に避難。
校長先生が「津波速報が出ています。ちょっとどきどきしたかもしれませんが、みんなそろってますので次の情報を待ちましょう」と児童たちに指導を行っていました。

各地で避難所も開設され、避難した人は「なかなか大変なことだから想像がつかない」と話しました。

沖縄・石垣島では離島に向かうフェリーが欠航し「元々こっち(石垣島)に泊まる予定がなかったので、ホテルの手配ですったんもんだしている」と話す人もいました。

気象庁は午後4時50分、津波注意報を全て解除。

これまでに宮崎市で30cmの津波が観測されたほか、小笠原諸島の父島や和歌山・串本町などで20cmの津波が観測されました。