梅雨入りした関東。
肌寒い1日となる中、飲食店には開店前から長い行列ができていました。

そのお目当ては、フレンチで修業を積んだシェフ自慢のとんかつ。
埼玉県産の貴重なブランド豚「香り豚」を使用し、口に入れた瞬間、脂がさらりと溶けるのが特徴です。

そんな人気のとんかつを作るのに欠かせないのが、ラード。
しかし、中東情勢の悪化が続く中、1kg当たりの食用向けラードの価格は前の年より30円値上がり。

とんかつ そら ~空~の水野昴平料理長は、「ラードの価格がすごく上がっている。(一斗缶)3500円だったのが、7000~8000円まで上がっている状態」と話します。

3年前のオープン時から仕入れ値はじわじわと上昇し、現在、8000円近くまで高騰しているといいます。

スペイン豚の一時輸入停止で、国産豚も高騰。
まさに“ダブルパンチ”状態です。

一方で、「キャベツが値上がらないのは助かる」と、とんかつの“名脇役”キャベツが平年より安く、唯一の救いになっているといいます。

低温でゆっくりと揚げるとんかつは提供に時間がかかるため、店ではシャキシャキの千切りキャベツを先に出し、おかわりは1回まで無料です。

一時期高騰していたキャベツですが、水野料理長は「値上がった前と値上がった後のちょうど間ぐらいの金額で落ち着いている。(とんかつに)欠かせないパートナー・相棒。(金額は)ステイしてもらえると助かる」と話します。

店では4月に商品の値上げをしたばかり。
豚肉・ラードの高騰でダブルパンチ状態の中、何とか踏みとどまりたいといいます。

一方、この週末にぎわいを見せていたのが、栃木・鹿沼市の農産品直売所「あぜみち鹿沼店」です。

行列の先で行われていたのは、制限時間は20秒、1回300円のタマネギ詰め放題です。

参加した人は「15~16個入っています。お得だと思います」「楽しかったです」「20個です。目標達成ちょうどできたので良かった」などと話し、中には20個超えのつわもの親子も。

にぎわっていたのは詰め放題だけではありません。
直売所では午後になると、次々とキャベツを手に取る人たちの姿が。

目玉商品の大玉キャベツは、9周年の「9」にちなみ、90円という驚きの価格に。
売り場は多くの人で埋め尽くされました。

さらに、キャベツだけでなくピーマンやニラも90円。
モヤシは1袋、何と9円。

地元農家などの協力により、食卓に欠かせない野菜が激安で販売されました。

格安のキャベツは販売開始から、わずか30分ほどで完売となりました。

農産直売所あぜみち 広報担当・及川拓人さん:
農家さんも物価高があるので、特に資材、袋、肥料などが値上がりしてる。苦しいタイミングだけど直接交渉しながら、量はいつもよりちょっと減らしてもいいので、できるだけ買いやすい値段で数量限定で楽しんでもらえるように商品をご用意させていただきました。