2025-26シーズン限りで引退したノルディック複合の渡部暁斗さんが、6月6日、地元の長野県白馬村でイベントを開き、「最後のジャンプ」を披露しました。

6月6日、白馬ジャンプ競技場で開かれたイベント。

企画したのは、村出身のレジェンド・渡部暁斗さんです。

渡部暁斗さん:
「サイクル発電で体を動かして楽しみながら気候変動問題について一緒に学んで、最後に自分の最後のジャンプを温かく見守っていただけたら」

イベントの最後には、「ラストジャンプ」を披露しました。

ノルディック複合でオリンピック6大会に出場し、2014年のソチ大会から3大会連続でメダルを獲得。

長く日本のエースとして引っ張ってきましたが、2025-26シーズン限りで現役を引退。

6月からは北野建設スキー部のゼネラルマネージャーに就任しました。

6月6日のイベントは、渡部さんがJOC・日本オリンピック委員会と共同で開いたものです。

「次の世代に雪を残したい」と競技生活の傍らで環境保全の重要性も訴えてきた渡部さん。

イベントでは、気候変動問題を学ぶプログラムが行われました。

子供たちが一斉にこいでいたのは、発電ができる自転車。

約150人が参加し、ラストジャンプに向かう渡部さんが乗るリフトを動かす計画です。

エネルギーを生み出す大変さを感じてもらうのが狙いです。

渡部さんと同じく今シーズン限りで現役を引退したスピードスケートの高木美帆さんも一緒にこぎました。

交代しながら1時間以上、自転車をこぎ続け、目標を超える発電量を達成しました。

参加した子ども:
「けっこう疲れた」
「発電しなきゃ暁斗選手が飛べないかなって思ってこいでいた」

ジャンプスーツに着替えた渡部さん。

ラストジャンプのスタート地点に向かいます。

応援に応えるように故郷の空を飛びました。

観客:
「初めて生でみて感動しました。感動をありがとうございます」
「これが最後になっちゃうのかなというのが寂しい気持ちもあって。感動しました。ありがとうございましたと(伝えたい)」

渡部暁斗さん:
「自分のラストジャンプをたくさんの方が見に来てくれて、うれしい気持ちでいっぱいです。悲しかったり、寂しい気持ちもありつつ、でも最後1本、風に乗って気持ちよく地元の空を飛べたというのは、すごく気持ちのいい一本だった。締め方としてはいい締まりなのかなと思います」

長野放送
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