建設業界の慢性的な人手不足が課題となる中、職人たちが若い世代にその魅力を伝える出前授業を行いました。

手押しの機械から流れ出る白い液体。

道路の白線を引いているのは高校生です。

福岡市南区の福岡第一高校で5日に行われたのは建設業を体験する出前授業。

県内の建設会社で働く現役の職人たちが講師役となり、工業を学ぶ生徒たちに実践的な建設技術を指導しました。

こちらの生徒たちは建物の骨組みとなる鉄筋の組み立てを体験します。

鉄筋はコンクリートの中に仕込まれるため外からは見えませんが、建物を支える重要な部分です。

◆体験した高校2年生
「裏で支えているという気持ちになります」

専用の工具と針金を使ってしっかりと固定していきます。

◆体験した高校2年生
「締めすぎると(針金が)切れるので難しい」

◆講師を務める鉄筋工事業(30代)
「『地図に残る仕事』でやりがいは感じている。仲間と一緒に、暑い日も寒い日もみんなで作業するのも楽しい」

作業にあたる人の高齢化や人手不足が深刻化している建設業界。

国土交通省によると、建設業従事者の数は約30年にわたり年々減少していて、29歳以下は約1割にとどまっています。

次世代への技術継承が課題となる中、九州地方整備局などは若い世代に建設業の魅力を知ってもらおうと、この出前授業を県内の高校で毎年開催しています。

◆講師を務めるとび・土工工事業(50代)
「ものづくりの楽しさの原点ですね。自分が発想したものを形にできる可能性がある仕事です。さまざまな職種の人たちが集まって専門分野の作業をしていって、最終的にはこんなに大きなものをつくりあげる。そういうウキウキワクワクを楽しめます」

◆体験した高校2年生
「自分の家など身近なものすべてつくってくれている人がいるからすごいと思った」

◆体験した高校2年生
「職人さんが一つ一つ手作業で行っているのが魅力的だと思った。建築士になりたくて、みんなの家とか安全に過ごせる場所をつくりたい」

九州地方整備局は今後もこうした取り組みを通じ若い世代が建設業に興味を持ってもらうことに力をいれていきたいとしています。

テレビ西日本
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