宮城県内での5月のクマの目撃件数は300件に上り、去年の同じ時期の2.7倍に増加しています。
宮城県内では4月からクマの目撃件数が増えていて、仙台市中心部の市街地でも緊急銃猟が行なわれるなど、人身被害が懸念される状況となっています。
県によりますと5月、宮城県内のクマの目撃件数は5月としては過去最多の300件に上り、去年の同じ時期のおよそ2.7倍に増加しました。
地域別では仙台市青葉区が最も多く40件、次いで大崎市が33件、泉区が24件となっています。
県は目撃件数が増加した理由について、個体数の増加が推定されるとしたうえで、「耕作放棄地の増加や餌となる木の実が凶作となる年が頻発するなど、里山の環境が変化し人目につきやすい市街地へのクマの出没が増えている」と分析しています。
県は急増するクマの目撃を受け、6月、県民へのクマに対する呼びかけを見直し、クマ出没特別警報を新設しました。
特別警報はクマによる死者などが出た場合に発表され、県は現場周辺への外出自粛などを求めていく方針です。