37年前の6月4日、共産党政権が軍を使って学生らによる民主化運動を武力鎮圧した「天安門事件」について中国政府は「政治的騒動」との立場を繰り返し正当化しました。
4日の天安門周辺では、多くの警察官や警察車両がみられ厳しい警戒態勢が敷かれています。
37年前の6月4日、天安門広場に民主化を求め集まった学生らを共産党政権が軍を使い、武力で鎮圧しました。
中国当局の発表では死者は319人ですが実際はこれよりはるかに多いとの指摘があります。
これについて中国外務省は、4日の会見で事件について「政治的騒動」との立場を繰り返し次のように述べて武力鎮圧を正当化しました。
外務省報道官:
中国の特色ある社会主義は歴史と人民の選択で、中国国民が擁護し、国際社会から広く認められている。
一方、事件の遺族でつくるグループ「天安門の母」は、事件から37年に合わせ、声明を発表し中国政府に対し、真相の公表や賠償などを改めて求めました。
また、遺族らは例年この日に、公安当局監視のもとで犠牲者の墓参りが許可されていましたが、2026年は北京市公安当局から禁止する通知を受けたということです。
中国国内では、事件について公の場で語られることはない一方で、遺族に対する締め付けは一層厳しくなっていて遺族の中には、事件が風化することへの危惧があります。