富山市池多のハーブ農園では、モヒート用ミント「イエルバブエナ」の爽やかな香りが広がり、来月にはラベンダー畑が紫色に染まろうとしている。一方、なめりかわの丘の上では、丸いズッキーニを自分の手でもいで、その場でかじる体験が待っている。農園ならではのフレッシュなグルメを紹介する。

「本当にレモンですね!」 ハーブファーム富夢創野の多彩な香り

富山市池多の田園風景の中に、「ハーブファーム富夢創野(とむそうや)」はある。くらしの中で楽しめるハーブ苗の育成・販売を行うこの農園では、訪れた人が次々と香りに驚かされる。


農園の有澤さんが最近おすすめするのが、「イエルバブエナ」というミントだ。「モヒート用のミントで、香りも非常に強くて良いミントだと思います」と有澤さんは語る。実際に葉に触れるととても爽やかな香りがした。

さらに農園にはレモン系ハーブが3種類そろっている。「レモンバームとレモンバーベナ、レモングラス。全部レモンの香りがします」と有澤さん。なかでもレモンバーベナは、フランス語で「ベルベーヌ」とも呼ばれるハーブティとして人気が高い。
6月6日から始まるラベンダー摘み取り体験

この農園を代表するのが、これから見頃を迎えるラベンダーだ。取材時点ではまだつぼみにもなっていない状態だが、有澤さんは「6月に入ると、これが伸びて紫色になる」と話す。毎年その景色を楽しみに、県内外から多くの人が訪れるという。

6月6日からは摘み取り体験がスタートする。自分の手でラベンダーを摘んで、その香りを家に持ち帰ることができる。自分で摘むという体験は特別感がある。農園でしか味わえない時間がそこにある。
併設カフェで味わう、自家製ハーブのブレンドティとブルーベリーアイス


農園に併設されたカフェでは、自家製ハーブを生かしたメニューが楽しめる。ハーバルセラピストでもある有澤美千代さんが手がけるブレンドティは全部で8種類。それぞれ香りや期待される効果が異なり、豊かな風味が特徴だ。

富山テレビの島田嘉乃アナウンサーがこの日、口にしたブレンドティについて、美千代さんはこう説明する。「当園でとれたラベンダーとレモンバームとペパーミントを使っている。それぞれ気分を落ち着ける作用があるのでリラックス効果が得られるようにブレンドした」。


そしてこれからの季節に人気なのが、自家製ブルーベリーを使ったアイスだ。有澤さんによれば「ソースは自家製で、食感を残して、砂糖控えめに作っている」という。「実がシャリシャリしていておいしい」「程よい甘さとブルーベリーの酸味もよく合う」と、島田アナも絶賛。ハーブの香りに包まれながら、ゆったりとした時間を過ごせるスポットである。

「とれました!」 なめりかわ丘の上農園で丸ズッキーニ収獲体験


続いて向かったのは、自然農法にこだわった野菜作りを行う「なめりかわ丘の上農園」だ。旬の野菜の収穫体験ができる農園で、今回チャレンジしたのが「丸ズッキーニ」の収穫である。

通常、ズッキーニといえば細長い形が主流だが、この農園では丸い品種を2種類栽培している。スタッフの中島日花里さんによると、収穫のコツは「ズッキーニを手で支えて、茎の部分をハサミでしっかり切ってぶちっとむしる」こと。島田アナも挑戦し、「とれましたー!本当に丸い」と笑顔を見せた。


さらに驚いたのが、その場で食べたときの味だ。「みずみずしくてびっくりしました!ズッキーニってこんなに甘いんだなってびっくりしました!」と島田アナ。中島さんは「とれたてだから甘い、というのもある。収穫体験で直接お野菜をとっていただいて、そのまま食べていただけるのがうれしい」と話す。


紅はるかのさつまいもチップスも大人気、秋にはいも掘り体験も

なめりかわ丘の上農園では、収穫した野菜を直売所で購入することもできる。そして、農園でとれた「紅はるか」を使ったさつまいもチップスも来訪者に大人気だ。


秋にはサツマイモの収穫体験も予定されている。中島さんは「土に触りながら収穫しに来てください。味わっていただいたり、匂いを楽しんでいただいたりすることで、お野菜にもっと興味を持っていただけたら嬉しい」と呼びかける。

ハーブの香りに癒やされる富山市池多の農園と、丸ズッキーニの収穫体験が待つなめりかわの農園。どちらも、自分の手と五感で「旬」を感じられる場所である。今年の夏は、農園グルメを目当てに足を運んでみてはいかがだろうか。
(富山テレビ放送)
