富山県高岡市土地開発公社が高岡駅南の商業施設跡地を「鑑定評価額より1億円以上高い金額」で取得していたことがわかりました。

この土地は前の市長時代に新庁舎建設の候補地だったとされ、出町市長は「経緯は分からないが、金額に疑問を感じる」と述べました。

旧ダイエー跡地
旧ダイエー跡地
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8億6000万円で取得、鑑定評価額との差は1億1700万円

高岡市土地開発公社は前の市長時代の去年3月、高岡駅南の旧ダイエー跡地を8億6000万円で取得しています。

しかし、この土地の鑑定評価額が契約の1カ月前の時点で7億4300万円で、契約額との差額が1億1700万円あったことが市への取材でわかりました。

市長「疑問はあるが、過去の追及より有効活用を」

土地の取得後に就任した出町市長は、27日に報道陣の取材に対し、次のように述べました。

*高岡市 出町譲市長
「用途が決まっていない段階で、評価額より高く買うということに関しては疑問。
当時なぜ?という思いはあるが、そこまでは分からない」

出町市長は、購入の経緯はわからない一方、評価額より高く購入することは法令に触れることではないため、今後詳しい調査は検討しないと述べました。

*高岡市 出町譲市長
「もう買ってしまったもの。過去をどうのこうの追及するよりも、この土地をどうやって有効活用するか考えていかなければいけない」

「取得に問題がなかったとは言い切れない」との声も

一方、土地の活用などを考える市のチェンジ推進課の担当者は「市民からの税金が使われることを考えると、取得に問題がなかったとは言い切れない」としています。

土地の鑑定評価額は、不動産鑑定士が市場で妥当と思われる金額を算定するものです。

県内のある不動産鑑定士は取材に対し、行政が土地を取得する場合には、鑑定評価額程度に収めるのが一般的で、大幅に上回る場合には理由の説明が必要ではないかとしています。

この土地を巡っては、4月に市が新庁舎建設の候補地として検討していたことが明らかになっています。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
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