青森市中心部の複合施設でクマが目撃され、警察が規制線を敷いて警戒にあたった。市は現場で少なくとも1頭を駆除したと発表。一方、岩手県盛岡市や久慈市などでも住宅街や大学構内でクマの出没が相次ぎ、東北各地で市民生活への影響と厳重な警戒が続いている。

街中心部の複合施設にクマ侵入

15日午後、青森市内中心部のホテルなどが入る複合施設に、警察の規制線が敷かれた。

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地名伸一報告:
現在中心部のホテルの前でクマが目撃されました。建物の中に入った可能性があるとして警察が警戒しています。

近所の人:
今、今…規制線貼られたのはたったいまなんですけど。

市中心部の施設にクマが“居座り”か、周囲にはヘルメット姿の警察官に加え猟友会らしき人の姿もあった。

中にいるのは1頭ではなく、親子のクマ2頭だという情報もあったが、青森市環境保全課によると、午後6時15分ごろ、警察などが少なくとも1頭を駆除した。

岩手で相次ぐクマ情報

2026年も、住宅街に出没する「アーバンベア」が日常生活を脅かしている。

14日、午後7時ごろの岩手県盛岡市内の映像。周囲には多くの住宅や街灯が並び、夜でも比較的明るい駐車場の一角にクマは潜んでいた。

撮影者の男性:
四つん這いの人がいるなと思ったら“クマ”がいて、こんなでっかい犬とか猫はいないと思ったんで。

光る目は撮影者の方を向いているように見える。

岩手では複数の目撃情報

昨夜はほかにも、盛岡市内の近くに山林などがない、“ごく普通の住宅街”でクマ目撃情報が寄せられた。

集合住宅の明かりがついているまさにその脇にクマがいた。人の気配に気づいたのか、撮影者の方を振り向き、近づこうとしている。

距離を取っても暗い住宅街の道路を歩き、接近を図ろうとする。撮影者はたまらず振り返り猛ダッシュで避難した。

同じ市内ではこの日、盛岡駅からわずか1km余りの神社にも出没した。

神社の関係社は「見て、びっくりした。夜も朝早くも参拝者がいるので、けががなくてよかった」と話す。

大学のキャンパス内で撮影

さらに14日夕方、岩手大学のキャンパス内にもクマの姿があった。

鼻を動かし辺りの様子をうかがったあと、一度茂みへと姿を消す様子がみられたが、その後、茂みから出て農場を歩いていた。

ここにきて急激に市街地での出没が確認され始めた、盛岡のクマ。

市民からは「こわい、人ごとじゃない」「こわい、毎年のことだけど…」といった不安の声が聞かれた。

そして、同じ岩手県の久慈市では、15日朝もクマの姿がみられた。

東北地方各地で市民の生活エリアに次々とクマが入り込む現状に、青森市内の観光施設は対応に追われていて、警戒を呼びかけるアナウンスは英語でも行われた。

青森県観光国際交流機構・大庭一郎事務局長:
自動ドアについては使用を中止。メインエントランス以外はすべて利用を中止した。(ドア開閉の制限は)初めてだと思う。

活発化するアーバンベアに厳重な警戒が必要だ。
(「イット!」 5月15日放送より)

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