連日、熱戦が繰り広げられている夏の甲子園。13日には注目の九州対決が行われ、熊本の有明と長崎日大が激突しました。ともに熊本地震で被害を受けた九州の代表校です。被災地からも熱い声援が送られる中、試合は大接戦となりました。

熊本・有明高校に被災地から声援

最大震度7を記録した熊本地震から2週間あまり。夏の甲子園2回戦に、熊本県代表・有明高校が臨みました。春夏通じて初出場ながら、大逆転劇で2回戦へと駒を進めた地元の星の活躍を目に焼き付けようと、被災地の人たちが見つめていました。

この記事の画像(9枚)

熊本・宇城市の避難所で試合観戦していた女性:
ここまで来たなら勝ってもらわんといかんな。

有明高校の卒業生の男性:
初戦から大逆転してくれたから、もう本当に感激しています。なんとか目指したいものを頑張って勝ち取ってもらいたいと思います。

そして、震度7の地震に見舞われた氷川町では、自宅が倒壊してしまった緒方さんご家族が、がれきの片付けなどを手伝いに来てくれた大勢の親戚たちと一緒に有明高校の試合を見守っていました。

緒方さんの家族:
熊本の復興のためにも勝ってほしいです。

2回戦は長崎日大との“九州対決”

迎えた2回戦は、1回戦を15対1と大勝し、勢いに乗る長崎日大との九州対決となりました。

2回表、長崎日大は5番・梶山風岳選手(3年)のレフト前ヒットでチャンスを作ります。続く6番・竹内剛選手(3年)がツーベースヒットを放つと、梶山選手は一気にホームへ。しかし、有明の見事な好返球でアウトになりました。それでも3塁1塁のチャンスを作った長崎日大は、8番・小池郁選手(3年)がタイムリーヒットを放ち、先制します。

工修哉投手(3年)
工修哉投手(3年)

対する有明は、その裏、工修哉投手(3年)の内野安打からチャンスを広げると、8番・新谷遼選手(2年)の打球はサードへ。送球が逸れる間にランナー2人が帰り、2-1へと逆転に成功します。

永田晴輝選手(3年)
永田晴輝選手(3年)

さらに3回裏には、初戦で5打点を叩き出した1番・永田晴輝選手(3年)が、センターへ鮮やかなツーベースヒットを放ちます。そして3塁への盗塁を成功させると、内野ゴロの間にホームを陥れます。自慢の足で追加点を奪った永田選手。有明が3対1とリードを広げます。

リードしたまま9回へ。すると、長崎日大が反撃。1点を返し、さらにツーアウトながら9番・広石歩選手(2年)がツーベースヒット。長崎日大の応援団も大盛り上がりとなります。一打同点のピンチを迎えた有明。故郷では多くの人たちが固唾を飲んで見守ります。

そして、2試合連続で逆転勝利を果たした有明。被災地・熊本に大きな希望を届けました。

「熊本県いっぱいがうれしい」

有明高校で試合を観戦していた女性:
被災されている方たちがこの画像を見て絶対喜んでくださって、明日へのエネルギーに変わったんだなというのをまたちょっと想像したらね、涙が出てきちゃって。

宇城市の避難所で観戦していた女性:
熊本県いっぱいがうれしいと思います。

宇城市の避難所で観戦していた女性:
私たちも被災してますけど、頑張らんといかんなーっていう気持ち。

氷川町で観戦していた緒方さん:
ハラハラするところもあったけどね。まあみんな頑張ってくれてですね、熊本の人も勇気づけられたと思います。

被災地の希望の星となった有明ナイン。今後も故郷を明るく照らす快進撃に期待です。
(「イット!」8月13日放送より)