浜岡原発の運転差し止めを求める裁判をめぐって原告が裁判官の交代を求めた申し立てについて、静岡地裁は5月12日に却下しました。原告は即時抗告しています。

原告弁護団・青山雅幸 弁護士:
極めて機械的・形式的なもので、今回の我々が忌避まで至った実態について、きちんと審理されたものとは考えられない

浜岡原発の運転差し止めを求める裁判は約15年続いていますが、再稼働の見通しが立っていないことから「裁判を続ける利益が原告側にない」などとして裁判所は審理を終え、2026年10月に判決を言い渡す方針を示していました。

これに対し、原告は審理の打ち切りに抗議し、裁判官3人の交代を求める申し立てを行いましたが、別の裁判官がこの申し立てについて審理し、12日付けで却下されたということです。

原告弁護団・青山雅幸 弁護士:
今回の一連の流れは行政のやっていることを全面的に是認し、それがある限り、裁判所は関与しないと言っていると同じ。最初の時点で言うのならまだしも、15年も(裁判を)やってきたことを、今更こんなことで片付けようとするのは異常としか言いようがない

原告はこの決定を不服として14日、東京高裁に即時抗告しました。

浜岡原発は15年前の5月14日、政府の要請で全ての原子炉が停止され、その後、再稼働に向けて国の安全審査が行われてきました。

しかし、2026年1月、中部電力が地震の揺れのデータを改ざんしていたことが明らかになり、審査は白紙に戻っています。

テレビ静岡
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