チームみらいの安野貴博党首は14日、アメリカの新興企業アンソロピックが開発した新型AI(人工知能)「クロード・ミュトス」の悪用対策をめぐって、「動き出しに時間がかかった」と述べて、政府の対応に苦言を呈した。
新型AI「クロード・ミュトス」は、システムのセキュリティー上の弱点を見つけ出す能力が高く、サイバー攻撃に悪用されると、深刻な事態となる可能性が指摘されていて、IT企業や金融機関などが危機感を募らせている。
高市総理大臣は12日の閣僚懇談会で、「(新型AIが)悪用されることで、サイバー攻撃のスピード、規模が劇的に増加するなど、サイバーセキュリティー上の脅威があり、喫緊の課題である」と述べて、関係閣僚に対して、重要インフラ事業者への対応や、脆弱(ぜいじゃく)性の発見と修正などを早急に実施するよう指示していた。
安野氏は、総理による指示を評価する一方で、「政府の動き出しに時間がかかった。イギリスは(ミュトスの発表から)1週間くらいでサイバーセキュリティーに関して対策を固めるように通達を出している。日本は1カ月強かかっている。これはもう少し早くできるべき」と述べて、対応の遅さを指摘した。