中古車販売業者の株式会社プラウド(三島市八反畑)が静岡地方裁判所沼津支部に自己破産を申請した。申請は5月8日付で、申請代理人は奥野総合法律事務所(東京都中央区京橋)の城處琢也 弁護士ほか2名。

低価格戦略と多角経営で急成長

株式会社プラウドは2007年1月に設立された中古車販売業者。

帝国データバンクや東京商工リサーチによれば、自動車オークション業者や個人などから中古車を仕入れ、“お手頃価格”をコンセプトに独自の価格設定を行うなど同業他社との差別化に取り組んできた。

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車両本体は15万円・20万円・25万円の3タイプを主体に、安く購入できる車に限定したことで支持を集め、後発業者でありながらテレビCMをはじめとする積極的な広告宣伝活動により認知度・知名度を高めた。

また、静岡県内のみならず千葉県・埼玉県・愛知県など積極的な出店に加え、美容事業、コインランドリー事業、ベーカリー事業、障害者支援事業など多角経営を展開し、2021年12月期には売上高103億5800万円を計上するなど急成長を遂げた。

自社ローン重視で資金繰りが悪化

近年は事業拡大のため一般的な審査基準を緩和した自社ローンを重視し、低価格車ユーザー層を積極的に獲得していたが、契約台数の急激な増加に対して資金調達が難航したことで資金繰りが悪化。

債権や債務が急速に膨らんだことで2023年5月には資金繰りの目途が立たなくなり、一時的に全店休業となる事態に陥った。

再建目指すも行き詰まり 負債31億円超

その後は、コンサルティング会社の支援のもと経営再建を目指したがスポンサー支援は得られず自主再建での立て直しを図ることになり、レンタカー事業からの撤退、グループホーム事業の譲渡、店舗の閉鎖を進めたが、主力従業員の退職なども重なり2024年12月期の売上高は約20億5600万円と大幅に減少。

連続赤字の計上により債務超過に転落するなど資金繰りが逼迫し、先行きの見通しが立たなくなったという。

帝国データバンクのレポートでは、負債は債権者 約246人に対して約31億5300万円となっている。

静岡地裁沼津支部への自己破産の申請日は5月8日で、申請代理人は奥野総合法律事務所(東京都中央区京橋)の城處琢也 弁護士ほか2名。

また、関係会社の株式会社プラウドサロン(三島市八反畑)も同様の措置となった。

テレビ静岡
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