新潟県村上市では5月8日朝、初夏の風物詩とも言われる新茶の摘み取りが始まりました。生産者は今年も順調に育ち、甘みと渋みのバランスの良い味わいになっていると太鼓判を押しています。

村上市でお茶を製造販売する老舗『常盤園』が管理する茶畑。

【氏田陽菜アナウンサー】
「午前8時すぎの村上市。ひんやりとした空気の中、新茶の茶摘みが始まりました。新芽からは青々しく爽やかな香りがします」

4月、気温が低い日が続いたことから、摘み取り作業は例年より3日ほど遅い開始となりましたが、生育自体は順調だということです。

【常盤園 矢部智弘 代表取締役】
「あんまり暑すぎても葉が広がってしまうので、少し肌寒いくらいがお茶摘みにも、お茶にとってもいいと思う」

摘み取り初日の5月8日も強い日差しが抑えられ、茶葉にとっては良い気候となりました。

商業的なお茶の産地として全国で最も北に位置していることから“北限の茶どころ”とも言われる村上市。

作業を進めるのは“茶摘衆”と呼ばれる摘み手たちです。この日がデビューという茶摘衆は…

【茶摘衆】
「(ベテランのように)手が動かない。パッパ、パッパできない」

初めての茶摘み作業に苦戦しながらも丁寧に収穫を進めていました。

一方で、今年で3年目となる先輩はこの日を心待ちにしていたようです。

【茶摘衆】
「毎年この日が楽しみ。摘んで飲むのが楽しみ。おいしい。どうぞ、飲んでください」

村上産のお茶は冬場の湿度が高いことでうまみが凝縮され、関係者は甘みと渋みのバランスがよく、他では味わえない仕上がりになっていると太鼓判を押します。

【常盤園 矢部智弘 代表取締役】
「村上茶の特長的な香りと味。特に新茶の時期はすがすがしい、若々しい香りが楽しめる。普段、急須で飲むことがないという方にも、ぜひ、この時期旬のものなので味わっていただきたい」

8日に摘み取られた約60kgの新茶は10日から店頭に並ぶ予定です。

NST新潟総合テレビ
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