新潟県長岡市に本社を置くアクシアル リテイリングは7日、2026年3月期(2025年4月1日〜2026年3月31日)の連結決算を発表しました。売上高は前期比4.8%増の2955億3600万円、営業利益は同1.0%増の121億8500万円となり、売上高・営業利益・経常利益のいずれも連結会計年度として過去最高を達成しました。
経常利益は前期比0.7%増の127億9900万円と過去最高を更新した一方、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比2.3%減の88億300万円となりました。純利益が前期を下回った要因について、同社は「法人税の額から控除される特別控除額の減少によるもの」と説明しています。1株当たり当期純利益は99円32銭でした。
競合他社による新規出店・改装が過去にないほど相次ぐ環境の中、同社グループは低価格競争に向き合いつつ、独自の商品ブランド展開や「おいしさ企画化計画」による差別化を推進。売上総利益率は前期を下回ったものの、売上高・売上総利益は過去最高を更新しました。
2027年3月期の通期連結業績予想は、売上高3000億円(前期比1.5%増)、営業利益117億円(同4.0%減)、経常利益120億円(同6.2%減)、当期純利益80億円(同9.1%減)を見込んでいます。競合激化による売上総利益率の低下や人件費増加などが利益を圧迫する見通しです。
配当については、2027年3月期以降5年間にわたり「累進配当」(前期の水準に対して維持または増配を原則とする方針)を導入すると発表しました。次期の年間配当予想は1株当たり29円(中間13円・期末16円)で、配当性向は32.1%の見込みです。
同日の取締役会では、2026年6月24日付の役員異動も決議されました。
主な異動としては、丸山三行・常務取締役が相談役に就任するほか、中川学・常務取締役がCMDO(最高マーチャンダイジング責任者)を兼務したまま専務取締役に昇格します。
また、宮路光広氏が新たに取締役に就任する予定です。社外取締役の新原皓一氏は退任し、後任として社外取締役・独立役員に高野真規氏が新たに就任します。なお、これらの就任は株主総会の決議を条件としています。