4月、仙台市泉区の住宅街に設置された防犯カメラに、ハクビシンの姿が捉えられていました。
泉区南光台の住宅に設置された、防犯カメラの映像。小学生たちが見つめる先にいたのは白い鼻筋からその名が付いた「ハクビシン」です。
ジャコウネコ科で、雑食性の哺乳類のハクビシン。木の実などのほか、畑の作物なども食べ、宮城県内でも毎年、農作物への被害が確認されています。
さらに問題となるのが、都市環境への高い適応能力です。
撮影した太田さん親子
「こっち側から走ってきて車の下に入っていった」
防犯カメラに、ハクビシンが写っていることに気づいた、太田さん親子です。
太田さん親子
「庭に大きなフンが置いてあって、木の実とかいっぱい入ってあって、イヌとかネコじゃないんだろうなと思って調べてみたらハクビシンだと」
ハクビシンは家の外壁などもよじ登ることができ、都市部では家の屋根裏などに入り込みすみ着くこともあります。
太田さん
「ハクビシンは家の屋根にすむって聞いていて、新しい家なので、入り込む隙間はないかなと思うんですけど、古い家(空き家)も近くにはあるので、そういうところにいて通り道だったりしたのかなと」
1983年時点で4万2800戸だった宮城県内の空き家の数は、少子高齢化などを背景に年々増加傾向にあり、2023年時点では14万戸に増えています。
こうした状況もあり、ハクビシンの捕獲・駆除にあたる業者は年々、ハクビシンにとって住みやすい環境が整っていると話します。
駆除ザウルス仙台営業所 吉田善則さん
「やっぱり寒さしのぎと子供を作る場所をどうしても探してるので、空き家であれば誰も邪魔されない。人の拳が入る隙間があればハクビシンはいれる」
ハクビシンが住宅に入り込むことで、断熱材や配線をかみちぎる被害が出るほか、感染症のリスクが高まるといいます。
駆除ザウルス仙台営業所 吉田善則さん
「フンがあればやっぱりたまっていく中で虫がわいたりもするし、あとダニもすごい。基本的にいろんなものを食べてしまう動物なために、例えば食べたねずみが病気でそれを食べたハクビシンもやっぱ病気になってしまう。それが例えば病気になったものが例えばどこで死ぬかもわからないので、いろんな病気が持ってる」
ハクビシンは鳥獣保護管理法で保護動物に指定され、許可のない捕獲は禁止されています。仙台市は、被害が発生し捕獲が必要な場合は、相談してほしいとしています。