島根県は5月1日、三菱マヒンドラ農機、リョーノーファクトリー、三菱農機販売の農業用機械事業からの撤退を受け、影響を受ける県内中小企業者の資金繰りを支援するための新たな融資制度を創設しました。
創設された融資制度は、「経済変動等資金(三菱マヒンドラ農機等対応枠)」です。
5月1日から国のセーフティネット保証2号の受付が開始されたことに伴い、既存の「セーフティネット資金(三菱農機等特別枠)」からさらに支援を強化した緊急資金として位置づけられています。
融資対象者は、【一般保証枠】と【セーフティネット保証2号対応枠】の2種類に区分されます。
【一般保証枠】の対象は、三菱マヒンドラ農機等との取引関係(間接的な取引の連鎖にある場合を含む)にあり、取引規模が月商の5%以上で、かつ売上高等の減少率が前年同月比5%以上であるなどの要件を満たす中小企業者、組合、または中小特定非営利活動法人です。
【セーフティネット保証2号対応枠】は、三菱マヒンドラ農機等と直接取引を行っており、当該事業者の事業活動に20%以上依存し、売上高等の減少率が前年同月比10%以上であるなどの要件を満たし、中小企業信用保険法に基づく認定を受けた事業者が対象となります。
融資限度額は、一般保証枠が2億8000万円、セーフティネット保証2号対応枠が一般保証とは別枠でさらに2億8000万円です。
融資利率は、一般保証枠が責任共有で年1.45%、責任共有外で年1.30%です。
セーフティネット保証2号対応枠は責任共有で年0.40~1.50%、責任共有外で年0.40~1.70%となっています。
資金使途は、設備資金および運転資金で、借換は県制度融資の既借入分のみ可能です。
ただし、責任共有制度から責任共有外制度への借換は認められません。
融資期間は10年以内(据置期間1年以内を含む)で、返済方法は元金均等月賦返済です。
取扱期間は、2026年5月1日から2027年3月31日までの融資実行分が対象となります。
なお、セーフティネット保証2号の認定に関して、「事業活動の制限が開始された日」は2026年3月2日とされており、市町村長への認定申請期間は2027年3月1日までです。
融資の申し込み先は、商工会議所、商工会、中小企業団体中央会、商工会連合会、公益財団法人しまね産業振興財団です。