宮崎市の大淀川学習館は、大淀川の自然を体験・学習できる施設です。今回は、施設の裏側で奮闘する飼育員をカメラマンが取材しました。
宮崎市の中央部を流れる大淀川。そのほとりにある特徴的な建物が大淀川学習館です。大淀川の生態系などを学べる施設として、1995年の開館以来、30年以上にわたって市民に親しまれています。
(大淀川学習館飼育担当 日高謙次さん)
「大淀川とついていますので、大淀川流域の生き物たちに特化した、身近に感じれるとてもいい施設だと思っています」
こう話すのは飼育員歴18年のベテラン、日高謙次さんです。出勤してすぐに向かったのは昆虫の飼育室。展示の準備です。
(大淀川学習館飼育担当 日高謙次さん)
「イモリがおなかすいているかどうかを確認しました。私が癖づけているのでこうやってすると集まってくるんですよ。ごはんかなというふうに今思っているので。なんだかんだで学習館で一番の長老なので私と一番長い付き合いなので。この学習館の職員よりもこっちのほうが長い付き合いなので。」
生き物たちとの絆は確かなようです。
こちらは季節ごとのチョウが観察できる大温室。年間約6000匹のチョウが舞っていますが、その約9割が館内で生まれています。
(大淀川学習館飼育担当日高謙次さん)
「子どもたちがいっぱい来ますので、ちょうちょ逃げないんですよ。蜜を吸うときに本当にストロー状の口が伸びるのかどうかというのも間近で観察することができます。」
日高さんが向かったのは学習館のそばにある「大淀川水辺の楽校」この日は、「身近な生き物展」に展示するカニの捕獲です。
(大淀川学習館日高謙次さん)
「(生き物採集)は何も考えなくていいのでいいんですよ。楽しいですよ。嫌なこととかも全部。小さいエビとかしか入らない。厳しい戦いですよ。」
(大淀川学習館日高謙次さん)
「ちょうど曇っていて(生き物採集)日和でしたね。釣果も狙っている生き物が捕れたので十分大丈夫かなと。」
(子ども)
「カニがおる」
あの日捕まえたカニが人気者になっていました。企画展では学習館周辺で捕獲した17種類約60匹の生き物を展示、子供たちが目を輝かせます。
(大淀川学習館日高謙次さん)
「ほっとしています。足を止めていっこいっこ生き物たちを見てくれるというのは、間違っていなかったなと。生き物に興味があれば持って帰って育ててみると命の大切さわかる。そこが体験していただくというのが一番楽しい、うれしい瞬間です。」
飼育員の生き物への情熱は、子どもたちに確かに伝わっていました。