2025年12月以来となる震度5以上の地震と津波警報、岩手県内には緊張が走りました。地震発生から避難指示の解除まで、4月20日一日の動きをまとめました。

地震が発生した4月20日の午後4時52分、震度5弱を観測した盛岡市の商業施設にある飲食店では店の装飾が大きく揺れていました。

午後5時ごろ、津波警報の発表を知らせる緊急放送が流れる中、大船渡市内では小学生や住民が駆け足や車で高台へと避難していました。

午後5時22分に40cmの津波を観測した宮古市では、高台に避難した住民たちが心配そうに海の様子を見守っていました。

避難した人
「(宮古港)出崎ふ頭にいた、すぐ避難した。(船は)沖に逃がした。大きな津波が来ないことを祈るだけ」
「いきなり揺れたので、取るものを取らず(職場から)帰ってきた。住み続ける上では切っても切り離せない、うまく付き合っていくしかいない」

今回の津波警報を受け、県内では沿岸の119カ所に避難所が開設され最大5万2300人に避難指示が出されました。

宮古市の避難所のひとつ、磯鶏小学校には最大460人が避難しました。
東日本大震災の教訓を生かして、迅速に避難した人が多くみられました。

避難した人
「3.11を経験しているので、揺れがあるとすぐ避難しようと、バッグに用意している」

避難した人には弁当が配られ、それぞれ不安の中で食事を摂っていました。

大船渡市の避難所の一つリアスホールでは、集まった200人に施設に備蓄していた水や食料を配布していました。

また、室内のほか駐車場に停めた車の中で避難している家族の姿もみられました。

避難した人
「去年の12月も同じようにここに避難したので、まずは来てみた。横揺れが結構長かったと思った」

釜石市では、避難所となった釜石東中学校に最大約200人が身を寄せました。
中学生が非常食や毛布を配るなど、日頃の訓練通り避難所の運営を手伝っていました。

地元の高校生は「結構学校でも学習していたので、避難所での過ごし方とか教わったこともたくさんあったので、それも生かせたと思っている」と話していました。

午後8時15分に津波警報は注意報に切り替わり、その3時間半後には津波注意報も解除され、県内の避難指示も全て解除されました。

住民の緊張はほどけましたが、今後も1週間は巨大地震への注意が必要です。

岩手めんこいテレビ
岩手めんこいテレビ

岩手の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。