4月20日午後4時52分、三陸沖を震源に発生したマグニチュード7.7の地震。
北海道南部の函館市と日高の新冠町では、最大震度4を観測しました。
まもなく太平洋沿岸には津波警報が発令されました。
函館市の金森赤レンガ倉庫付近では、避難する車で渋滞が起こりました。
浦河町の避難所の入口に多くの人が集まりました。
北海道内では沿岸の10町に避難指示が出され、住民らが高台の公園や避難所に駆け込みました。
「職場にいました。電話してどこで落ち合おうかと話しました」
「たまたま日曜日にここに遊びに来ていて、津波のときには高いからいいねって話していたのですぐにパッとここに来ました」(いずれも苫小牧市民)
苫小牧市では水路のような場所をさかのぼっていく白波が確認されました。
また浦河港では午後6時30分ごろ、陸上にまで迫る波が押し寄せました。
北海道で観測した津波は浦河町で40センチ、広尾町の十勝港で30センチ、えりも町庶野で30センチなどでした。
この地震で浦河町の80代女性が避難中に野外で転倒したとみられ、重傷を負いました。
今回地震が発生した日本海溝付近では、2025年からマグニチュード7前後の地震が立て続けに発生しています。
北大地震火山研究観測センターの高橋浩晃教授は次のように分析します。
「この海のプレートと陸のプレートの境界のところで起こった典型的なプレート境界型の地震である」
「ここで地震が起こると、その上にある太平洋の海の水が持ち上げられることによって津波が発生するということになりますので、被害が出てしまうというのが大きな特徴だというふうに思います」
そのうえで高橋教授は今後も注意が必要だと指摘します。
「この地域にもともと貯められている地震のエネルギーはまだまだ残った状態であると考えられる」
気象庁は、北海道・三陸沖後発地震注意情報を発表し、地震や津波への備えを改めて確認してほしいと呼びかけています。
「後発地震が起こる可能性っていうのは100回に1回ぐらいしか本当にないんですよね。普段の防災対策の見直しさえしていただければ安心して生活していただいて問題ありませんので、そういった観点で少し普段より一段ギアを上げて防災対策していただければ」(高橋教授)