2027年から始まる予定の松江城天守の「令和の大修理」の事業費が、当初見込みから倍増となる29億円に膨らむ見通しが明らかになりました。
松江市・上定市長:
事業費が物価高騰や工事期間の延長に伴い、14.5億が倍の29億円ということで想定している。
これは4月21日、松江市の上定市長が定例記者会見で明らかにしました。
「令和の大修理」と位置づける松江城天守の補修工事は、2027年6月から始まる計画で、総事業費は2025年11月の時点で14億5000万円と見込まれていました。
その後、詳細な調査を踏まえ市が改めて試算した結果、当初の2倍となる29億円に膨らむことがわかりました。
また工事期間も当初は2029年度までの3年間の予定でしたが、3年7か月に延びる見通しです。
上定市長は、瓦の修繕などに当初の想定より細かな作業が必要になったことに加え、物価の高騰や工期延長に伴う経費の増加が「上振れ」の要因だと説明しました。
松江市・上定市長:
コストをかけずにやっていきたいというのはあるが、中途半端な修理になっては本末転倒なので、市民のご理解をもらったうえで議員のみなさんと検討を進めていきたい。
一方で市は、工事期間の約8割にあたる2年11か月間は天守を開放することができ、7億8000万円の登閣料収入が見込めるほか、6億円を目標に募る企業からの寄付などで市の負担の軽減を図る考えです。
市は、2026年度中に増額分の予算案を市議会に提出することにしています。