福井大学医学部附属病院に、人の手を超える精度で手術を行うロボットが地元企業から寄付され、県内で初めて2台体制となりました。患者の負担軽減や手術までの順番待ちの短縮が期待されています。
田島嘉晃アナウンサー:
「福井大学医学部附属病院の手術室です。遠隔で動く手術支援ロボットは、4本のアームで精密に動きます」
福井大学医学部附属病院に導入された手術支援ロボット「da Vinchi Xi」は、医師が患者に直接触れず、操作台の画像を見ながらロボットを動かします。
手の動きを正確に再現できることはもちろん、より精密なロボットを使うことで傷口は小さく、出血も少なくて済み、体への負担が少ない手術が可能になります。
手術支援ロボットは、福井市の総合繊維メーカー・セーレンが地域医療の力になりたいと2億4000万円を寄付して導入され、4月1日から稼働しています。
福井大学医学部附属病院ではこれまで1台体制でしたが、今回の寄付で県内で唯一の2台体制となりました。
病院では2024年に1台目を導入して以来、患者の負担が少ない手術支援ロボットによる手術を進めていて、去年は年間230件ほどでした。
2台体制となったことで件数は大きく増えることが期待され、手術を必要とする患者への速やかな医療の提供が可能になりました。
福井大学医学部附属病院・藤枝重治病院長:
「がんと宣告されてから2~3カ月待つのは不安だと思うが、1カ月ぐらいで手術を組めるので、安心感を提供できる」
また、若い外科医が手術ロボットを学ぶ時間も増え、地域全体の医療レベルの底上げも期待されています。