民芸品の価値を探求する運動の推進に貢献し、将来の活躍が期待される団体や個人に贈られる「倉敷民藝館賞」に、イ草のかご「いかご」を制作する倉敷市の須浪隆貴さんが選ばれ、4月19日に表彰式が行われました。
表彰式では須浪さんに倉敷民藝館の大原謙一郎理事長から表彰状などが贈られました。須浪さんは須浪亨商店という倉敷市で、ござの製造を家業とする家に生まれました。ござなどの需要が少なくなる中、須浪さんは5代目として家業を継承し、主力商品としてイグサで作るかご「いかご」の制作に取り組んできました。
「いかご」は、祖母から受け継いだ織り機で一点一点手作りしています。今回の受賞は地元に根付くイ草の伝統と向き合い、生活の中で使いやすい品々の制作に励み、現代における「民藝」の在り方を広く伝える活動を続けている点が高く評価されました。
(須浪亨商店 須浪隆貴さん)
「できるだけ作り方はそのままで現代の暮らしに受け入れてもらえるようなものを作りたい。それが少しずつ広まってほしい」
倉敷民藝館では5月6日まで、須浪さんの作品を展示しています。