愛媛・松山市にある川で、クレソンが大量に繁殖し、水面が見えないほど覆い尽くされていた。近くの側溝にも繁殖が広がっているのが確認されており、雨が降った場合の氾濫や生態系への影響を懸念する声が上がっている。
川を埋め尽くす“緑”の正体
愛媛・松山市で16日に撮影されたのは、大量の植物で埋め尽くされた川だ。
住宅街の中にあるこの川は、緑の植物が生い茂っていて、水面がほとんど見えなくなっている。
その正体は、肉料理の付け合わせの定番野菜「クレソン」だ。
近隣住民は、「もう10年くらい前から、ものすごく繁殖してる」と話す。
昭和のはじめ、クレソンは愛媛県に食用として持ち込まれたが野生化し、生態系に被害を及ぼす恐れがあるとして、環境省が「重点対策外来種」に指定している。
川のそばの側溝にも大量のクレソンが生い茂っていた。
住民は、「(側溝が)狭いから雨が降ると、あふれる可能性がある」と雨による氾濫を心配していた。また、別の住民も「大丈夫なのかなと心配になる」と不安をこぼしている。
強い繁殖力で拡大…生態系への影響も
ここまで増えてしまった理由について、専門家に話を聞いた。
松山東雲短期大学の松井宏光名誉教授は、「(クレソンは)繁殖力がとても強い。今では愛媛県中に広がっている」と語っている。
川に流れ込んだ生活用水が栄養となり、大繁殖した可能性があるという。
松山東雲短期大学・松井宏光名誉教授:
大きくなれば(高さ)2m、茎も人の手首くらい(太くなる)。そうなると(除去するには)、のこぎりで切る(必要がある)。
旺盛な繁殖力で生態系に悪影響を及ぼすクレソンだが、専門家は「一気に除去するのではなく、数回に分けてやるのが好ましい」と説明している。
(「イット!」 4月16日放送より)
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