6年前、金沢市の繁華街で2人が死傷した連続ひき逃げ事件。亡くなった女性の遺族が、運転していた元少年や同乗者などに損害賠償を求めていた裁判できのう同乗者3人との和解が成立しました。
この事件は2020年12月、金沢市の繁華街で、当時19歳の元少年が酒を飲んで車を運転し、香林坊交差点で1人をはねて重傷を負わせた上に、さらに100メートルほど先の片町1丁目の交差点で赤信号にもかかわらず突っ込み、太田久美子さんをはね、そのまま逃走したものです。太田さんはその後、死亡が確認されました。
この事件で、元少年には懲役14年の判決が言い渡されすでに確定しています。去年9月太田さんの遺族は、同乗者や車の所有者にも責任があるなどとして損害賠償を求め裁判を起こしましたが、去年9月、金沢地裁は元少年だけに4800万円あまりを支払うよう命じる判決を言い渡し、遺族側が控訴していました。
遺族側の弁護士によりますと、これまでの裁判で、名古屋高裁金沢支部から和解勧告が出され、協議を続けた結果、きのう同乗者3人がそれぞれ200万円の損害賠償を支払うことで和解が成立したということです。元少年と、車の所有者とは和解に至らず、6月10日に判決が言い渡されます。