滋賀県草津市にある私立高校のアイスホッケー部の部員が去年、試合中に頚髄を損傷する大けがをしていたにもかかわらず、すぐに救急搬送していなかったことがわかりました。
草津市の光泉カトリック高校によると、去年6月、アイスホッケー部の男子部員が試合中に複数回の接触プレーのあと、気持ちの悪さや頭痛などを訴えました。
その後、男子生徒は安静にしたのち、バスで学校に戻りましたが、異変に気付いた保護者が救急車を呼び、頚髄の損傷と診断されました。
男子生徒はすでに卒業していて、病院への通院は続いているものの、日常生活に支障がない程度にまで回復はしているということです。
学校では学校保健安全法に基づき、学校生活や部活動で事故が起きた時の「危機管理マニュアル」を策定していて、頭部・頸部への衝撃があった場合の対応もチャートにしていましたが、当時、男子生徒の意識があったり、立つことができたりしたことから、すぐに救急要請すべきとの結論には至らなかったということです。
今回の事故を受け、学校側は「初期対応に問題があり、現地で救急要請すべきだった」と保護者に謝罪したうえで、頭部・頸部に衝撃があった場合は症状のいかんを問わずに救急要請するとマニュアルを改めるとともに、教職員への研修などを行うなど、再発防止に努めるとしています。
また、県の教育委員会にも報告し、生徒からの聴き取りを進めるなど、事故に関する調査も続けているということです。