3月29日、宮崎市で7年ぶりとなる麻しん(はしか)の感染者が確認された。はしかは極めて強い感染力を持ち、重症化すると肺炎や脳炎を引き起こす恐れがある。国内の感染者数は150人を超え、警戒が強まっている。
7年ぶりの感染確認
宮崎市は3月29日、市内で7年ぶりとなる、はしか感染者が確認されたと発表した。
はしかの症状は、発熱や咳といった風邪に似た症状から始まる。その後、39度以上の高熱と発疹が現れ、重症化した場合には、肺炎や脳炎などを引き起こし、命に関わる事態に陥ることもある。

宮崎市保健所の門内一郎所長によると、はしかの感染力は新型コロナウイルスなどと比較して非常に強いという。
同じ時間、同じ場所に1人の感染者がいた場合、はしかは12人から18人程度に感染する。(インフルエンザは1~3人、新型コロナウイルスは2~3人)
感染経路は、空気や飛沫、接触感染だが、手洗いやマスクだけでは予防できない。

宮崎市保健所 門内一郎所長:
感染力が非常に強い。抗体を持っていないと重症化する危険性があるので、しっかりワクチンによる対策をとってほしい。
まずはワクチンを打ったかどうかを母子手帳で確認する。わからなければ抗体検査で抗体を持っているか確認することができる。

そして、はしかに特に注意が必要なのが、ワクチンを接種できない妊婦だ。
宮崎市保健所 門内一郎所長:
妊娠している方は早産や流産の危険性があるので、人混みに行かない、流行っている地域には行かないことを気をつけて欲しい。

厚生労働省によると、今年に入り国内で確認されたはしかの感染者数は150人を超え、感染者の数は東京都が最も多くなっている。
4月は進学や就職、大型連休などで人の往来がさらに活発になる時期。まずは母子手帳で自身の接種歴を確認し、不明な場合は抗体検査を検討するなど、適切な対策を講じることが重要だ。自分自身、そして周囲の命を守るため、一人ひとりの冷静な対応と備えが求められている。
(テレビ宮崎)