宮城県内ほとんどの小中学校では、4月8日に新学期が始まりますが、働く保護者が直面するのが、放課後の子供の預け先です。
仙台市では、小学生を預かる児童クラブについて、今年度から希望者全員を受け入れる方針に転換しました。

仙台市青葉区宮町の東六番丁児童館です。
こちらの児童館に設置された児童クラブには、今年度、155人が利用を登録。春休み最終日も、午前8時の開館から多くの児童が訪れ、思い思いの時間を過ごしていました。

新1年生の女の子「みんなでゲームとかしたい」

Q児童クラブはどんな場所?
新4年生の男の子「楽しい場所」

仙台市は、放課後や長期休みの間、共働き家庭の児童を預かるため、市内113カ所に児童クラブを設置していて、基本的な利用料を月額3000円としています。

児童クラブは子供たちにとって楽しく、安心して過ごせる大切な場所。働く保護者にとっても無くてはならない場所となっています。

保護者
「身内がこちらの地域にいないので、どうしても仕事していると預けざるを得ない感じです。入学するまでは入れないという噂もあったりしたので全員入れるというのは本当に助かります」

共働きの広まりや、核家族の増加などを受け、仙台市の児童クラブに登録する児童数は右肩上がりで増加。昨年度は全児童の3割にあたる1万5607人が登録しました。

また学年別で見ると、高学年の利用登録も増えています。近年多発する子供を狙った犯罪への懸念や、夏の猛暑化などが影響していると見られます。

仙台市内では、近年、利用登録できないケースも発生していたそうです。
こうした状況を受け、市は、児童クラブの運営団体の人件費などに、2億7400万円の予算を計上し、今年度から、希望者全員を受け入れる方針へと転換しました。

保護者
「もし預けられなかったら、働き方を変えたり諦めないといけない部分も出てくるかなと思うので、よかったです」

NPO法人アスイク仙台市東六番丁小学校 稲村友紀館長
「限られた人員とスペースではありますので、その中で工夫をしながら子供たちが安全に、安心して過ごせる場所を届けていくということは、難しさでもありますが、仙台市と相談をしながら受け入れを進めているところです」

子供たちの居場所と、保護者の働く時間をどう守っていくのか、行政の姿勢が問われています。

仙台放送
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