福岡県の課長級以上で構成される「部課長会」が各職員の許可を得ずに、給与から天引きした会費で県議会議長などの政治資金パーティー券を購入していた問題で、服部知事は25日午前、報道陣の取材に応じました。

この問題では、天引きした会費の一部で県議会議長と副議長の政治資金パーティー券の購入を繰り返していました。

政治資金規正法では意思に反してパーティー券の購入費を集める行為を禁止していて、取材に応じた服部知事は「集金に組織的に関わることは法に抵触する恐れもあると思います」と述べました。

知事との一問一答は以下の通りです。

--部課長会が給与天引きでパーティー券を購入していたとの報道がある。

服部知事(以下、知事):
その実態について私は詳細には存じ上げません。ただ、報道にあるような部課長会でそういう政治資金パーティーの参加費を支出していたということ、これについてはその部課長会が行政組織ではなくて職員の個々の任意の参加による親睦会であります。目的はまさに親睦ですから、懇親会をやったりお香典やお見舞いとかを出したりする互助組織であると思います。任意の団体ですから職員が経費の支出も含めて民主的な運営が行われるということが必要だと思います。

今回の報道されているような点については、経費の支出先が政治資金パーティーであるならば、集金に組織的に関わるということは法に抵触する恐れもあると思います。我々としてもその実態を、部課長会も含めていろんな親睦会ありますから、よく調べた上で改善を図っていかなければいけないと思っております。

ーー知事も部課長会に入っていた?

知事:
私も副知事以来でいうと15年以上経ちますが、部課長会という組織はあったと思います。

ーーその時から、こういうことがあった?

知事:
その記憶はないんですよね。こういう形で(議長などの)就任祝賀会が行われるようになったのがいつからなのか、また、部課長会が関わったのがいつからなのかというのもちょっと調べてみないとわからないと思います。

ーー知事は先ほど「改善を図っていく」と言ったが、具体的に何か指示をするのか。

知事:
これは職員の任意の親睦会ですから、我々が権限を持ってどこまで言えるのかというのも慎重に考えなければいけないと思います。ただ、先ほど申しましたように、もしも法に抵触する恐れがあるのではないかという疑念を県民の皆様に持たれるようなことはあってはならんと思いますので、その経費の支出のあり方というものをよく聞いた上で判断をしていかなければいけないと思います。

ーー知事は部課長会の積み立ての仕組みの詳細はご存じないとのことだが、現役職員やOBからは「県庁に精通している知事が知らないはずはない」という声もある。

知事:
部課長会という親睦組織があるとかあったとか、そういうことは思いますが、その部課長会を通して、議長の就任祝賀会があってその経費を出していたかとか、そういうことについては、はっきり言って記憶がないといいますか、あまり私としては分かりません。それが実態です。


一方、県議会の蔵内議長は「部課長会という存在は知らなかった。今後はパーティーを案内しない形に早急に改める」としています。

テレビ西日本
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