9人が死亡した長野県消防防災ヘリ「アルプス」の墜落事故から3月5日で9年です。松本市では追悼式が行われ、9人の遺志を継ぐ隊員たちは安全運航への誓いを新たにしていました。

ヘリコプターが墜落した鉢伏山が見える場所に建てられた慰霊碑。事故から9年の節目に合わせて追悼式が行われ、遺族や隊員らが黙とうを捧げました。

県消防防災航空隊・近藤智宏隊長:
「事故を、そして初心をを忘れず任務達成には安全が不可欠であることを肝に銘じて、安全運航を継続していくことをここに誓います」

2017年3月5日、訓練に向かっていた県の消防防災ヘリ「アルプス」が、鉢伏山に墜落。乗っていた9人の隊員全員が命を落としました。

息子・典俊さんを亡くす・高嶋俊郎さん:
「一日たりとも思い出さない日はない。(孫が)息子と同じサッカーをやっているが、全くプレーぶりがそっくりで息子が生きていたら見せたいなと思ったり、どう指導していたかなと」

事故の後、県の航空隊は操縦士2人で搭乗するダブルパイロット制を導入するなど安全運航の体制を整え、2018年に運航を再開しました。

県によりますと、遭難救助や消火活動など2024年度の出動件数は141件で前の年より72件増えました。

出動件数は事故前の水準に戻りつつあるということです。

県消防防災航空隊・近藤智宏隊長:
「(安全は)われわれが安全に対して取り組んでいる行動の結果で得られるものと職員全員が思っている。決して安全に対する取り組みに手を抜かず、これからも安全運航を継続していく」

長野放送
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