諫早市の本明川上流に、完成すれば県内3番目の貯水量となるダムの建設が進んでいます。
環境への配慮はもちろん、働き方改革や技術革新、それに周辺住民が住み続けられる町を意識した事業の推進、そこに流れるのは「つくる責任」です。
3日は、ダム建設現場で現地見学会があり、行政や報道関係者約30人が、工事の進捗状況を見て回りました。
諫早市富川町と上大渡野町にまたがる本明川ダムは、洪水の調節や安定的な取水を目的に2025年2月、ダムの本体工事が始まりました。
本明川ダム工事事務所 石戸善明 技術副所長
「あちらから対岸まで全部、ダムが建設されて、こちらを完全にせき止めてダムが築造されるという形になります」
ダムの総貯水容量は約620万立方メートルと、神浦ダム(長崎市)、萱瀬ダム(大村市)に次ぐ3番目の大きさです。
今回の工事では環境にやさしい重機を導入。
燃油の使用量や作業音、排気ガスを減らし、周辺への騒音や粉じんを抑制しました。
24時間交代制から日勤制に変えたり、真夏の労働時間を減らしたり、と働く環境も整えました。
石戸善明 技術副所長
「どうしてもこの建設事業自体の従事者が少ない状況になってきています。そういうところを踏まえてより安心、より安全、より快適、というわけではないが、施工できる1つのモデルとしてこの事業を進めていければと思っています」
ダムの完成は2032年度(令和14年)の予定で、関係者はこれから本格化するダム工事を多くの人に見てもらおうと「インフラツーリズム」などにも取り組みたいとしています。