沖縄戦に従軍した99歳の男性が若い世代に平和について語る交流会が那覇市で開かれました。
介護施設で開かれた交流会には高校生や大学生5人が参加しました。
戦争体験を語ったのは99歳の稲福英男さん。アメリカ軍の沖縄本島上陸が迫っていた81年前の3月に陸軍に入隊、首里の防衛線だった前田高地の激戦などを生き延び捕虜となりました。
▽稲福英男さん:
自分は生きられぬ、米軍の戦車を爆発させる、そういう任務を私は小隊から一人選ばれて
敗残兵となって戦場を彷徨い本当南部でアメリカ軍から降伏を呼びかけられたとき行動を共にしていた日本兵が目の前で射殺されました。
▽稲福英男さん:
3人のうち一人の海軍兵がぱっと逃げようとしたら目の前で撃たれて即死
81年経ってもぬぐえない戦場の記憶。学生に伝えたいことを問われた稲福さんは、こう力を込めました。
▽稲福英男さん:
2度と戦争はしてはいけない。戦争というものは人と人が殺し合いをする何も残らない。戦争で勝った国も負けた国も。
▽島尻未愛さん(高校3年生):
経験した人から、ちゃんとどういう状況だったとか、周りの人がどんな感じだったとか、詳しい内容を聞けたその分同じ気持ちになれると思うから、その当時どんなものを使われてたのか、実際自分の目で見るのもこれから経験していきたいなと思いました。
学生たちは稲福さんの話に聞き入りながら平和の尊さを噛みしめていました。