鹿児島県鹿屋市笠之原町の住宅で女性が死亡しているのが発見された事件で、警察は8月24日、殺人事件と断定し、鹿屋警察署に捜査本部を設置した。死亡したのは飲食店経営の大隅さつきさん(49)。死因は窒息と判明しており、警察は50人態勢で捜査を進めている。
連絡取れず家を訪れた家族が発見
事件が発覚したのは7月28日のことだ。大隅さんと連絡が取れなくなったことを不審に思った家族が自宅を訪れたところ、室内で倒れている大隅さんを発見した。駆け付けた消防によってその場で死亡が確認され、警察は捜査を開始した。

その後、鑑識作業や詳細な調査が進められ、8月24日に死因が窒息と判明。警察はこれを踏まえて殺人事件と断定し、捜査本部を設置するに至った。
帰宅直後の犯行か
警察の調べによると、大隅さんはこの自宅に一人暮らしをしていた。遺体が発見された28日の未明、大隅さんは自身が経営する飲食店から帰宅したとみられており、帰宅後まもなく殺害されたと警察は見ている。

現場は鹿屋市笠之原町のメインストリートから一本入った道に面した住宅地だ。周囲には住宅や田んぼが点在し、車通りも多い。近所の住民によると、大隅さんはここから車で10分ほどの場所で飲食店を経営しており、近所づきあいはあまりなかったという。警察は事件当日に近隣住民に対して「大きな音を聞かなかったか」と聞き込みを行っていた。
生前に警察へ複数回の相談
注目されるのは、大隅さんが生前、鹿屋警察署に対して数回にわたり何らかのトラブルに関する相談をしていたという事実だ。相談の具体的な内容について警察は明らかにしていないが、今回の事件との関連を調べているとしている。

事件から約1か月が経過した現在、現場の住宅周辺から規制線や捜査の痕跡は外からは確認できない状態となっている。しかし警察は50人態勢を維持しており、捜査は続いている。
飲食店経営者として地域で働いていた49歳女性の死の真相解明について、今後の捜査に注目が集まっている。

