日本の南に台風のたまごとなる熱帯低気圧が発生。
最新の進路を見ると、この熱帯低気圧は明日(15日)には台風に変わる見込みで、今後、発達しながら西寄りに進み、シルバーウィーク頃には沖縄地方に影響する可能性がある。
「9月の台風」。過去には台風がシルバーウィークの列島を直撃し、大きな被害をもたらしたケースがある。
2022年、大型で非常に強い勢力の台風14号が鹿児島県に上陸し、九州では冠水被害や土砂崩れが発生。さらに九州新幹線や山陽新幹線が計画運休になるなど、交通にも影響が広がった。
9月の台風は「風」と「進路」に注意
吉田友海気象予報士は「9月の台風」の特徴をこう指摘する。

吉田友海気象予報士:
9月の台風の特徴は2つあります。
ひとつは「風が強い」、もうひとつは「接近しやすい」という特徴があります。

9月になると太平洋高気圧の勢力が弱まり、偏西風が日本付近まで南下します。
この偏西風に乗ってスピードが速くなり、台風の風と相まって風が強くなりやすい。
また、「太平洋高気圧の勢力が弱まる」ことは台風の進路にも影響があります。

8月までは太平洋高気圧が張り出し、進路が本州よりも西側を通ることが多いのに対し、9月はその勢力が弱まり、本州に近づくことが多くなる傾向があります。

実際に台風の月別平均進路を見てみると、8月は本州の西側を通るルートとなっていますが、9月は東側にずれ込み、本州を通るルートになっているのがわかります。
海面水温が高く、勢力が強まる恐れ
吉田友海気象予報士:
今年は平年に比べ日本の南側の海面水温が約1度高いんです。

海水温が1度高いということは、台風のエネルギーの元になる水蒸気が発生しやすく、台風の勢力も強くなる傾向があるということなんです。

15日にも台風になるとみられる熱帯低気圧は、今後西寄りに進み、沖縄地方に近づく恐れがあり、進路によってはシルバーウィークに影響が及ぶ可能性もあります。

ヨーロッパのAIによる予測モデルでは、台風の雨雲がだんだん北上し、次第に東寄りに進んで月曜日あたりに関東にも近づく可能性があります。
ただ、これはコンピューターの計算結果の一つで、まだ変わる可能性があります。
最新の情報に注意が必要です。
シルバーウィークの天気は
14日午後5時現在、シルバーウィークの5連休は、最終日の23日(水)にかけて各地で雨予想が多くなっている。

東京は5連休すべてに傘マークがついている。
台風の詳しい進路はまだ分からないが、こうした地域では台風の影響を受けて雨や風が強くなる可能性がある。

さらに連休の後も注意が必要だ。
名古屋大・横浜国立大の坪木和久教授は「海面水温が高い傾向は10月半ばまでとみられ、それまでは台風が発生しやすい状況が続く」と指摘している。
(「イット!」9月14日放送より)

