11日、近未来感漂う金色の車が公開された。

アメリカの電気自動車大手・テスラが手がけた無人の自動運転タクシー、いわゆる「ロボタクシー」の専用車両だ。

大きなタッチパネルが一つあるだけで、ハンドルもペダルもついていない。
車体に搭載された8つのカメラが周囲の状況を認識し、その走行データを学習したAIが人に代わって運転するものだ。
すでにアメリカの一部の地域では、3日からこのロボタクシーのサービスが始まっている。
テスラとしては日本での導入を視野に入れているということだが、現時点で展開は未定とされている。
研究者が警鐘「AIが人類を皆殺しに」
こうした無人運転を可能にしているのがAIの進化だが、そのAIをめぐり、気になるニュースも…。

安宅晃樹キャスター:
アメリカのAI企業アンソロピックの元研究者が、「AIが2020年代の末までに私たちを皆殺しにしかねない」と警告しました。
別の研究者も、その可能性について10年以内に10%に達すると警鐘を鳴らしているんですよ。
山﨑夕貴キャスター:
ちょっと怖すぎますよね。私、20年以上前に「人間対ロボット」みたいな映画を見ましたが、その時はファンタジーだと思ってましたけど。もしかしたらもうすぐ…ちょっと怖すぎます。

安宅キャスター:
その予兆とも言えることがすでに起きているんです。
7月、OpenAIのAIが、サイバー攻撃能力を調べるテスト中に、許可なく外部のAI企業のシステムに侵入していたことが分かりました。
いわゆるAIの暴走とも言えることが実際に起きているんですね。
そうした事態ですとか発言を受けて動き出したのが、アンソロピックのCEOです。

ダリオ・アモデイCEOは「安全対策が追いつく時間を確保するため、開発のペースを落とす必要がある」と訴えました。
これに対してOpenAIのサム・アルトマンCEOや、テスラのイーロン・マスクCEOも賛同しています。
三宅正治キャスター:
ということは、「安全対策が追いついてませんよ」って言ってるようなものですよね。
AIが人類を攻撃するってことが本当にあり得るんですかね。

安宅キャスター:
AI研究が専門の北陸先端科学技術大学院大学の今井翔太客員教授に聞きました。
今後AIは、その目的を達成する過程でインフラを攻撃したり、生物兵器を作ったりする可能性もあるということなんです。
一方で、開発ペースを10年遅らせると、高性能なAIがあることを前提とした社会づくりが可能になるのでは、ということです。
ただ、こうした研究者の切実な訴えに反対意見を表明しているのがこの人です。

トランプ大統領:
規制や対策もできるが、AIの問題をあおる否定的な勢力がたくさんいる。
彼らは決して起こりえない問題を持ち出している。

安宅キャスター:
トランプ大統領はこれだけでなく、「AIで我々は中国をリードしていて、この状況を維持したい」と。「なぜならAIを制する者が勝つからだ」と、中国を強く意識しているわけです。
まもなく行われる米中首脳会談でも話し合われるとされていますが、今後どうなっていくのか。

フジテレビの立石修解説委員によりますと、やはり「AIは世界での安全保障上の大きなカギ」であり、「両国が意識的にブレーキをかけるということは難しく、開発は今後さらに加速していくのではないか」ということでした。
AIは我々が使う中でも便利さがあります。
ただ、その裏にある危険性にもきちんと目を向ける必要がありそうです。
(「イット!」9月14日放送より)

