屋根が大きく落ちくぼんだ建物。
3日午後7時15分ごろ、めきめきと大きな音を立て崩落し、周囲が土ぼこりで覆われました。
崩れたのは岐阜・笠松町の住宅街にある宗教施設の本殿。
建立は約100年前。
地元では以前から「崩れ落ちるのではないか」との声が上がっていたといいます。
取材に対し、街の人からは「びっくりですよ。4月の中頃にお邪魔したときに、北側の屋根瓦が落ちてしまっていた。(Q.いずれ落ちると思った?)放っておいたらね…」「(通学時に)子どもが通ったりすると危ない」といった声が。
なぜ崩落するまで放置されたのでしょうか。
FNNは、この施設に住む女性に直接話を聞きました。
女性は「数年前から解体を検討していました。(Q.なぜ解体しなかった?)資金的なことがやはり大きい。今後解体を進めていく予定です」と話しました。
現場は名鉄笠松駅近くの竹鼻線沿いでしたがけが人はなく、電車の運行にも影響はありませんでした。