仮に衆院選で自民党と日本維新の会が躍進した場合、どのような政策が実現する可能性があるのでしょうか。

きのう=2月1日、高市総裁がかけつけた自民党候補者の演説会場。関係者によると、5000人以上が集まったといいます。

【自民党 高市早苗総裁】「人を動かすものは希望です。明るくなけりゃ未来じゃないです!」
【聴衆】「そうだ!」

自民党の議席は、公示前で198議席。単独で過半数を大幅に超えた場合、選挙後の自民党政権はどのようなことが可能になるのでしょうか。

選挙ドットコムが各党に行ったアンケート調査から、与党と複数の野党と主張が異なる点に注目しました。

■「日本の防衛費をGDP比2%よりさらに増額すべきか」

・「日本の防衛費をGDP比2%よりさらに増額すべきか」

<賛成>
自民 維新
<やや賛成>
保守
<中立>
国民 参政 みらい
<やや反対>
中道
<反対>
社民 共産 れいわ 減ゆ連

「賛成」の理由として、自民党は「中国・北朝鮮・ロシアとの緊張が常態化していること」などを挙げています。

一方、中道改革連合は「数字ありきではない」などとして「やや反対」と答え、社民党や減税日本・ゆうこく連合などは「専守防衛の徹底」を訴えて反対しています。

■「外国人や外国資本による土地取得規制を強化すべきか」

・「外国人や外国資本による土地取得規制を強化すべきか」

<賛成>
自民 維新 国民 参政 保守 減ゆ連
<やや賛成>
みらい
<中立>
共産 れいわ
<やや反対>
中道
<反対>
社民

自民党は「賛成」の理由として「安全保障上の懸念を生じさせない仕組みを確立する必要がある。国民の不安の声に応える」と述べています。

中道改革連合は、「多文化共生社会を目指す」ことを掲げ、規制強化に「やや反対」。社民党が「排外政策に反対」としています。

■高市総裁が前向きな姿勢見せてきた「憲法改正」は

さらに衆議院で自民・維新など憲法改正に前向きな「改憲勢力」の議席が、あわせて3分の2(=310議席)に達すると現実味を帯びてくるのが、「憲法改正の発議」です。

高市総裁はこれまでにも憲法改正に前向きな姿勢を示してきました。

【自民党 高市早苗総裁(去年11月)】「自民党総裁として申し上げると、憲法はあるべき国の形を示す国家の基本法であり、国際情勢や社会の変化に応じた改正・アップデートが必要です。

国民投票が行われる環境を作っていけるよう粘り強く全力で取り組んでいく覚悟です」

具体的にどのように憲法を改正するのか。

自民党が発表した公約集には新たな憲法の条文のイメージとして自衛隊の明記や緊急事態の対応、教育の充実などが盛り込まれています。

■野党は慎重姿勢・改正には高いハードルも

一方で、一部の野党は慎重な姿勢を示しています。

【中道改革連合 本庄知史共同政調会長(先月9日)】「ここ(基本政策)に書いている『憲法改正論議を深化』というのは、『改正ありき』の『議論を深化』という意味ではもちろんありません。

国民の命、暮らし、あるいは平和を守るために必要な議論をしっかりして、憲法改正でなければ対応できない問題がもしあるのであれば、それはしっかりと正面から議論をする」

憲法改正には高いハードルがあります。改正案は、衆参両院の憲法審査会で審議され、衆参の議員それぞれ3分の2以上の賛成で国会が発議を行います。

その後、国民投票にかけられ改正案に対する賛成が投票総数の過半数を超えると成立します。

今回の選挙の結果が、今の憲法制定後、一度も行われていない改正への道を一歩進めることになるのでしょうか。

■憲法9条に自衛隊の存在を明記すべきか

各党の憲法9条を巡るスタンスを見ていきます。
・「憲法9条に自衛隊の存在を明記すべきか」

<賛成>
自民 維新 国民 参政 減ゆ連
<やや賛成>
保守
<中立>
みらい
<反対>
中道 協賛 れいわ 社民

■共同通信・太田氏「『平和国家・日本』の将来を大きく変える分岐点にはなり得る」

与党が大きく議席を伸ばした場合、憲法改正へと実際に進むのでしょうか。

共同通信社の編集委員・太田昌克さんは憲法改正を巡って、高市総裁には「並々ならぬ思いがある」と指摘しました。

【共同通信社 太田編集委員】「自民党が結党から70年を過ぎ、『安倍元総理の後継者』を自認する高市さんは、憲法改正について、内に秘めたる思いは並々ならぬものがあると思います。

『憲法9条をしっかり守ろう』という、平和の党を自認する公明党が連立政権のパートナーとしてブレーキ役でした。

そこに維新が代わりに、『憲法9条を変えよう』というアクセル役として入ってきました。

だから実は、今回の選挙は、ある意味憲法改正も争点となり得る大きな、重要な選挙になってくるということなんです。

ただまだ参議院では与党の議席が3分の2に足りていませんから、たちまち改憲にはならないのですが。

今回の選挙結果というものが、実は『平和国家・日本』の将来を大きく変える分岐点にはなり得る。そういう選挙だと思います」

(関西テレビ「newsランナー」2026年2月2日放送)

関西テレビ
関西テレビ

滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・徳島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。