「やせる漢方クリニック」として全国的に知られる出雲市の診療所が、法人税など約3500万円を脱税したとして起訴された事件で、29日、裁判の初公判が開かれ、検察は被告の医師に懲役1年、医療法人に罰金1100万円を求刑しました。
初公判に臨んだのは、出雲市の医療法人健成会と理事長で医師の65歳の男です。
起訴状などによると被告は、自身が運営するクリニックの所得について、診療に必要な材料費として架空の経費を計上するなどして、実際の所得より約1億3000万円少ない額を申告し、2023年までの3年間に法人税など約3500万円を脱税したとして、法人税法違反などの罪に問われています。
初公判で被告は「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めました。
検察は被告が長年にわたり、架空の経費計上を繰り返し、常習的であり申告納税制度の根幹を揺るがす悪質な犯行だとして、懲役1年、医療法人に対し罰金1100万円を求刑しました。
これに対し弁護側は、被告は脱税額と追徴課税の相当分をすでに支払い終えていて、反省の意思を表しているとしたうえで「患者の不利益に繋がらない判決」を求めました。
裁判は29日で結審し、判決は2月27日に言い渡されます。