杖をついた人物が描かれた黄色い看板。

「激レア」と話題の“道路標識”だ。
SNSで注目された、この激レア標識について取材を進めると、自治体も把握していない 謎の標識だったことが判明した。
道路標識ファン「激レアだと思う」
現場は富山・高岡市の市道。

富山テレビ・菅谷永アナウンサー:
高岡市の市街地です。あちらの標識、一見普通の標識に見えますが、良く見るとおばあさんが道路を渡ろうとしているように見えます。

黄色いひし形に、杖をついた“おばあさん”の絵柄が描かれたこの“標識”の形は…。

道路標識の中でも「運転に注意すべき危険がある」事を知らせる『警戒標識』と同じ。
この『謎の標識』をSNSに投稿し、58万回表示されたという道路標識ファンの黒田さんは…。

道路標識ファン・黒田麻友さん:
今までも横断注意標識とか色々見てきましたが、おばあちゃんの絵柄は初めて見ました。激レアだと思います。

これまで国内外にある約100カ所の珍しい標識を見に現地を訪れているという黒田さんが、「激レア」とするこの標識。
市の担当者「正式な警戒標識ではない」
謎をひもとくため、2年ほど前まで近くで商店を営業していた女性に話を聞くと…。

謎標識の近くで店を営んでいた女性:
多分この標識の前側に(謎の標識が)ついていると思われる。(近くに)福祉施設が元々あったので、そこの方が買い物に来るために、もしかしたら…。
その福祉施設の担当者は…。
福祉施設の担当者:
いつどのように誰が設置したのか、全く分からないです。
そこで、道路を管理する高岡市の担当者に話を聞いた。

高岡市 土木維持課・中澤俊一課長:
こういった道路標識の設置基準があって、この中で警戒標識の種類は(法律で)決められている。お年寄りが表記された警戒標識は位置付けられていないので、あれは正式な警戒標識ではない。記録としては残っていない。誰が設置したのかは分からない。

専門家は、公道に道路標識を設置できるのは「市町村など道路の管理者と公安委員会に限られている」とした上で、似たようなものを勝手に設置することについて…。

橋下綜合法律事務所・松隈貴史弁護士:
仮に(設置の)意図が善意であったとしても、それは許されないものになる可能性が高い。

違反と認められた場合は、6カ月以上の拘禁刑か10万円以下の罰金が科せられる可能性があると指摘している。
謎の標識について、高岡市は「市が正式に設置したものとは考えにくい」とし、今後調査する方針だ。
(「イット!」1月29日放送より)
