プロ野球広島カープの現役選手・羽月隆太郎容疑者が、「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物を使用した疑いで逮捕された。警察が尿検査で陽性を確認し、関係先から薬物や吸引器が押収されたが、本人は容疑を否認している。代走のスペシャリストで上り調子の選手だったが、球団は羽月容疑者の野球活動を停止にするなど、チームにも影響が広がっている。
プロ野球・現役選手が薬物で逮捕…
広島カープの羽月隆太郎容疑者が「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物を使用した疑いで逮捕された事件。
関係先から薬物や吸引器が押収された。

片山知里記者:
今、羽月容疑者が出てきました。フードを深くかぶってその表情を確認することができませんが、俯きながら警察官に付き添われて、今、車に乗り込んでいきます。
「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」を使用した疑いがもたれている広島カープの羽月隆太郎容疑者。
現役プロ野球選手の薬物による逮捕。

事件はどのようにして発覚したのか。
12月16日、広島県廿日市市にある練習場で自主トレを行ったという羽月容疑者。
練習後ある場所に向かったという。

すると関係者からの通報を受けた警察官が、通報者のいる場所に駆けつけたところ、羽月容疑者もいたため任意同行を求め、尿を採取し検査。
薬物の陽性反応が出たという。

さらに新たな事実が…警察が27日、羽月容疑者の自宅など関係先を家宅捜索したところ、薬物や摂取に使用する吸引器が押収されたことが捜査関係者への取材で新たにわかった。
指定薬物「エトミデート」通称「ゾンビたばこ」で"泥酔"状態に
羽月容疑者が使用した疑いが持たれている「エトミデート」とはどのような薬物なのか。
これは、中国のSNSで投稿された映像。
若者の足元はおぼつかず、地面に倒れる場面も。
「エトミデート」は摂取すると中枢神経が抑制され幻覚作用や、手足のけいれんそして泥酔したような状態になることから通称「ゾンビたばこ」とも呼ばれている。
日本では2025年5月に「エトミデート」を指定薬物に指定。11月には東京・渋谷区で当時28歳の男が所持の疑いで都内で初めて逮捕された。
沖縄県を中心に摘発が相次ぎ日本全国で蔓延する恐れが指摘されている「エトミデート」。

調べに対し、羽月容疑者は「指定薬物のエトミデートを使った覚えはありません」と容疑を否認しているという。
球団にも衝撃…「野球活動は停止」に
羽月容疑者は2019年、ドラフト7位で広島東洋カープに入団。

代走のスペシャリストとして昨シーズンは自己最多となる74試合に出場。選手として上り調子だった中での逮捕となった。
2月1日からキャンプインがはじまる広島カープ。チームにはどのような影響がでるのか?

広島カープ・鈴木清明 球団本部長:
本人は否定しているかもしれないが逮捕の事案があるので、野球活動は停止という形にしたい。
さらに新井貴浩監督も「監督として大変重く受け止めております。事実関係につきましては現在捜査中であり、詳細なコメントは差し控えさせていただきますが、チームの一員として自覚を欠いた行動であり、非常に残念な気持ちです」とコメントした。
警察は薬物の入手経路など詳しく調べる方針だ。
(「イット!」1月28日放送より)
