30年に一度の雨不足が叫ばれるいま、湖で異常事態が起きています。

水が干上がり湖の底がむき出しに。
異変が起きた現場を取材しました。

取材班が向かったのは神奈川・相模原市にある津久井湖。

お花見や紅葉などで人気の観光スポットですが、目の前に広がっていたのは異様な光景でした。

30年に一度の顕著な雨不足と呼ばれるほど太平洋側を中心に深刻な事態が続いています。

湖の水は干上がり、湖面が陸地のようになっていました。

通常ならバス釣りなどが楽しめる湖ですが、ボートが湖の底に置いてある状態です。

水がある時期と比べてみるとその違いは明らかです。

レンタルボート店ではボート全てが稼働できず、2カ月も休業状態と死活問題になっているといいます。

沼本ボート・井草武夫さん(81):
自然相手だから人間ではどうしようもない。しょうがないです、収入ありませんけど。(Q.降るのを願うしかない?)それしかないです。

津久井湖周辺では30日間の降水量は0ミリ。

そのため生活用水などを供給する津久井湖の城山ダムでは、貯水量はわずか22%で通常時と比較してみても水位が大幅に下がっていることが分かります。

一方で「石が積まれた何やら建造物の跡のような」光景も。

神社があった跡でしょうか、湖底にはダムの影響で沈んだ集落があり、その痕跡も姿を現しました。

こうした記録的な雨不足の影響は、我々の食卓にも出てきています。

東京都内にある農園で収穫時期を迎える大根に異変が。

カラフル野菜の小山農園・小山三佐男さん:
(Q.そんなに小さい?)小さいですね、もうこれ以上大きくならないので。

通常、出荷されるサイズの大根と比べると長さが大きく違います。

いまが収穫時期のニンジンも細くなっています。

雨不足の影響などで野菜が生育不良になっていました。

カラフル野菜の小山農園では農作物全体の収穫が例年の約3割から4割減っているといいます。

今後、野菜の価格にどう影響が出てくるのか、アキダイ関町本店・秋葉弘道社長は「2月になって春ダイコン。ニンジンは3月ですね。基本的には大体1.5倍くらいになると思います」と話します。

気象庁によると今後1カ月程度はまとまった雨が降らない見通しだということです。