秋田市の海浜公園で風力発電の風車のブレードが落下した事故を検証する国の審議会が21日に開かれ、落下原因について保守会社の担当者は「10年以上前の落雷でブレードの一部が損傷し、時間をかけて拡大してブレードが破損した」と明らかにしました。

この事故は、2025年5月に秋田市の新屋海浜公園で、さくら風力が設置したエネルコン社製の風車のブレードの一部が落下したものです。

近くでは81歳の男性が倒れているのが見つかり、その後死亡しましたが、警察はブレードが当たった可能性もあるとみて、事故との因果関係を調べています。

21日は経済産業省の審議会が開かれ、保守会社の日立パワーソリューションズの担当者が「10年以上前に落雷によってブレードが損傷し、損傷した部分が時間をかけて拡大してブレードが破損した」との分析を明らかにしました。

さらに、メンテナンス技術者が2014年の点検で損傷を発見した際に、メーカーであるエネルコンに報告したものの、エネルコンからは修理不要と回答されたことも事故の原因の一つであるとしました。

ブレードは2011年に全て交換されていて、2014年のメンテナンス技術者の点検までの間に落雷があったとみられています。

委員からは「エネルコンと日立パワーソリューションズとの情報共有が重要だった」との意見が相次ぎました。

さくら風力の親会社、新エネルギー技術研究所の担当者は「事故を起こした風車は、今後速やかに撤去し、事業を廃止する」と述べました。

秋田テレビ
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