15日午後に発表された立憲民主党と公明党による新党の結成。
今後、衆院選にどのような影響を与えるのか、フジテレビ・高田圭太政治部長とともにお伝えします。

宮司愛海キャスター:
15日午後の会談のあとに行われた会見の内容をまとめます。
この会見の中で両代表は「中道」勢力を結集すると話し、衆院選に向けて新党を結成します。
さらに、比例代表で両党の候補者を同じ名簿に載せる統一名簿方式で衆院選を戦うと発表しました。
さらに、斉藤代表によりますと、公明党は小選挙区に候補者を立てず、新党は衆議院議員のみで参議院議員は各党に残ります。さらに、野田代表、斉藤代表は共同代表になるということです。

青井実キャスター:
現在の立憲と公明の議席数を見ていくと合わせて172ということですが、どんな影響が出てくると思いますか?

フジテレビ・高田圭太政治部長:
今の数は多いんですが、このまま、それぞれ合流がなく衆議院選挙に突入していたら、両党、特に立憲民主はかなり議席を減らすのではという見方が多かったです。
その中で今回、この新党結成で選挙協力もうまくいくと、少なくとも議席の減少幅を減らせる、あるいは、さらに躍進の目ももしかしたらあるかも、というのが一番大きいですね。

宮司愛海キャスター:
そして前回の衆院選の両党の結果を見てみますと、立憲が小選挙区104、比例44、公明が小選挙区4、比例20ということですが、小選挙区に候補者を公明党は立てないということでしたが、小選挙区で前回は斉藤代表や赤羽副代表なども当選しているわけですよね。

青井実キャスター:
ざっくりいうと小選挙区は立憲、比例は公明の皆さんでという形でしょうか。

フジテレビ・高田圭太政治部長:
そうですね、比例の上位に公明党の幹部、特に絶対に当選させたい人の名前を上位にし、基本的に当選が確実な名簿にする。その見返りに公明党の支持者の方は、ぜひ立憲民主党の小選挙区の議員を全力で応援して下さい、という合意だとみられます。

青井実キャスター:
立憲民主党は公明党だけではなくて、国民民主党にも呼びかけていたわけですが、国民民主党はどうするのでしょうか?

フジテレビ・高田圭太政治部長:
国民民主党は今回のこの新党には極めて冷淡で、参加することはないと思います。
国民民主党は立憲・公明についても距離を置き、自民党とも距離を置いてという戦略をとっていくとみられます。

青井実キャスター:
柳澤さん、この流れをどうみますか?

SPキャスター・柳澤秀夫氏:
国民民主党にしてみると立憲と公明の枠組みに入ってしまうと存在感が薄れてしまいますよね。
そこを際立たせるために独自路線なんでしょうけど、後ろ盾になっている連合は逆にいうと入ってもらいたいと、その辺の思惑が全部ずれてますよね。

青井実キャスター:
立憲と公明の新党の影響が出そうな小選挙区の接戦区、例えば東京で見ていくと、東京28区は336票差で立憲が前回勝利していますが、こういったことにも影響してきますか?

フジテレビ・高田圭太政治部長:
本来、こういったところも高市人気だったら恐らく自民党がかなり有利だとみられていたんですが、今回のことで、ずばり鍵は「高市人気が上回るか、立憲・公明の新党効果が上回るか」ということになると思います。
恐らく高市人気は現時点だけで見れば新党効果よりも大きいのではないかとみられますが、今後、高市さんが失速したり、あるいは、やっぱり高市さんは好きだけど自民党候補に入れる必要はないよねという人が増えると、新党効果がかなり出てくると思います。

宮司愛海キャスター:
そして、与党の自民と維新は14日に会談も行いました。その時に選挙区調整はせずに「ともに戦いましょうという話をした。これが新しい連立の形」だとしていました。
そして自民・鈴木幹事長も選挙協力は「基本的にはしない」と話していたということで、与党内で戦うということですかね。

青井実キャスター:
連立は組んでいるけどガチンコでやるよってことなんですか?

フジテレビ・高田圭太政治部長:
元からぶつかり合っているので、そこはお互いの政策を競いましょうと。外国ではそういった例もあるので割り切ったということですね。

青井実キャスター:
では、同じ選挙区に自民党と維新の方が出ることもあるんですね?

宮司愛海キャスター:
そうなんです、そうした例もあるんです。
前回の大阪の衆院選の結果ですが、小選挙区で維新は全勝し、自民の当選は比例復活1人のみ。関西圏の小選挙区では接戦を繰り広げたということですが、こう見るとどちらに有利に働くのでしょうか。

フジテレビ・高田圭太政治部長:
今は高市さん人気が高いですから、それが自民党のほうにいけば自民党が多少かさ上げされるんですが、自民党は公明票を失ったというのがあるので、大阪とかではなかなか維新の勢い、しかもダブル選挙の影響がどう出るかという点では一定の追い風はあるんだと思います。

青井実キャスター:
柳澤さん、協力はしないぞという与党の動きについてどう思いますか?

SPキャスター・柳澤秀夫氏:
できないんだと思います。大阪は結果が見えている訳ですから、そんなところに労力をつぎ込むより別のことを考えた方がいいという選択なんですかね。

青井実キャスター:
今回の新党結成によって自民党が単独過半数を目指している中、割って入り込める余地が出てきたとみていいんでしょうか?

SPキャスター・柳澤秀夫氏:
無党派層という部分が中道のようなもやもやしたものなのか、それとも極端なものを志向するのか、その辺はネットでの声の出方を慎重に見ていく必要があると思いますね。

宮司愛海キャスター:
前回の参院選で参政党が躍進しましたが、高市さんと近いところがあるといえばある。そうなると、今回の衆院選で参政党の躍進というのはどうでしょう?

フジテレビ・高田圭太政治部長:
前回、衆院選であまり議席を取っていないので、おそらく伸びるとみられていて、ネットに強い国民民主党や参政党がどのぐらい今回も参院選のように力を発揮するかは、自民と立憲・公明の二大勢力の中で非常に注目だと思います。

青井実キャスター:
いずれにしても、政治の世界でかなり大きな動きが今日はあったということですね。

フジテレビ・高田圭太政治部長:
何十年に一度ぐらいの大きな構図で、今回これを政界再編につなげたいという意図もあるので、どう動いていくかですね。