障害のある人たちが生み出す芸術の世界、『ArtBrut(アール・ブリュット)』の展覧会が14日から県立美術館本館で始まりました。
11回目となる今回は県内在住25人の作家の自由な世界観を楽しめる作品が展示されています。
誰に教わったわけでもない『生の芸術』『アール・ブリュット』はフランスの画家ジャン・デュビュッフェが提唱した既存の芸術に影響を受けていない絵画や造形を指す概念です。
障害のある人の芸術活動をサポートする『アール・ブリュットパートナーズ熊本』には現在125人の作家が登録し、今年の展覧会には25人の作品、およそ160点が展示されています。
こちらの貼り絵作品は、放浪の画家・山下清に感銘を受けて創作活動を始めた荒木 聖憲(あらきみのり)さんのダイナミックな作品です。
【荒木 聖憲さん】
「(完成まで)5年かかりました。365本の誕生花を描いた。人をたくさん描いたのは今までお世話になった人がモデル。エネルギーをすごく使いました。ちょっとボロボロです」絵の具を重ねるように繊細にちぎられた色紙を重ねる世界は不思議な立体感を様々な角度から楽しむことができます。心の風景や独自の情感をどこまでも自由に表現する『生の芸術』は〈生命力〉に満ちあふれています。
初日のきょうは高い集中力や記憶力、独特な配色で生み出された作品に多くの来場者が魅了されていました。
『生の芸術ArtBrut(アール・ブリュット)展覧会』は県立美術館本館で1月25日まで開かれています。