シリーズでお伝えしている「午年を翔る 今年に懸ける」。1月13日は馬場馬術の世界で将来有望な静岡県静岡市在住の高校生の話題です。
静岡高校1年の松岡健心 選手。
演技の正確性や美しさを競う馬場馬術で去年、世代別の全国大会を制した期待のホープです。
静岡高校・松岡健心 選手(1年):
夏休みなどは朝早くから練習したので、教えてくれる先生やクラブのみなさんに本当に感謝しているし、そういう努力が報われたことが率直にうれしい
常歩・速歩・駈歩と3つの歩き方を基本とする馬場馬術にあって、松岡選手が得意とするのは駈歩。
わずかな乱れが演技の出来栄えを左右するだけに、19歳の相棒・グラ―ティアと共にひとつひとつの動きを確認していきます。
静岡高校・松岡健心 選手(1年):
1個1個の動きに磨きをかけていければもっともっと上を目指せる子だと思うので、グラ―ティアのポテンシャルを最大限引き出せるように頑張っていきたいと思っている
ただ、高校ではサッカー部に所属していることから授業や部活動がない週末を中心に練習を重ね、信頼関係を深めています。
静岡高校・松岡健心 選手(1年):
この子に乗ってから結構いろいろな試合で勝たせてもらっているので、本当に感謝しかない
乗馬歴は10年。
6歳の時に体験した引き馬がきっかけで静岡乗馬クラブに入会しました。
小学5年生の時から大会に出場するようになるとすぐに頭角を現し、これまで国民スポーツ大会など様々な大会で優勝や入賞を経験。
静岡高校・松岡健心 選手(1年):
最初はポニーから始まって段々と大きな馬に乗るようになり、障害(馬術)や、いまやっている馬場馬術など、いろいろな競技(の大会)に出させてもらえるようになり、そういう中で勝ちたいという気持ちが芽生え、競技というところにフォーカスして練習してきた
指導に当たっている浅川晴央さんは松岡選手の熱心な姿を高く評価しています。
静岡乗馬クラブ・浅川晴央さん:
真面目でいい子なので教えるのもすごく楽で、何か質問があればしっかりと聞いてくる
馬術界で将来を嘱望される松岡選手ですが、家に帰ればひとりの高校生。
進学校に通っているだけに、勉強もおろそかにすることはありません。
静岡高校・松岡健心 選手(1年):
やっぱり大変ではあるけれど、周りの友達もみんな勉強しているし、文武両道でやっていきたい
実は松岡選手の妹・心海さんも去年、馬場馬術の世代別全国大会で優勝していて、普段は仲の良い兄妹ですが、競技では良きライバルとして切磋琢磨しています。
妹・心海さん:
家では結構お笑いとかを見て笑っていたりするけれど、競技になるとすごく真剣なり本当に努力して競技に挑んでる姿がすごくかっこいい
そんな兄妹をほほえましくも頼もしげな眼差しで見つめるのが父の太さんと母の可奈子さんです。
母・可奈子さん:
2人とも優勝することを全然想像してなかったので、ただただびっくりして驚いた
父・太さん:
2人がいまグラ―ティアをすごく真剣に世話している姿を見ているので、今後もずっとその思いも大事にして乗馬を続けてほしい
乗り手の技術だけでなく、馬との信頼関係が成績に結びつくところが他のスポーツとは違う馬術のおもしろさと話す松岡選手。
今後は新たな動きを入れた演技にも挑戦する予定で、目指すは今年も全国大会優勝です。
静岡高校・松岡健心 選手(1年):
国スポに出場し優勝したいというのもあるし、これから先、大学などにいっても乗馬を続け、日本一という舞台を少しでも多く目指していきたい